重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

RSS (2.0) Feed

巻機山 2010年3月23日

関東に住んでいた頃から較べると、東海地方に移った今は上越国境周辺の山へ行くのもなかなか大変です。以前は「お出掛け」程度だったのが「遠征先」に格上げになったという感じ。

今回の連休はせっかくの遠征なので、欲張りして休みを 1 日くっつけて 4 連休にしました。最終日は苗場山にするか、巻機山にするか、前日の夜まで迷っていました。

もう何年も前のことですが、巻機山を目指すつもりだったのに「米子沢の頭」の方に登ってしまうという失態を演じただけに、いつか本当に巻機山を登りたい…という気持ちがずっと頭の片隅にありました。

そんなこともあり、巻機山に決めました。

GPS Log

電子国土の地図をポップアップ表示
(赤: シール登高、緑:歩行、青: スキー滑走)
  • 日付: 2010年3月23日(火)
  • ルート: 清水集落~井戸尾根~巻機山~米子沢~清水集落
  • スキー: Atomic Sugar Daddy
  • バインディング: TLT Vertical ST
  • ブーツ: Garmont Radium

6:10 清水集落を出発

前夜のうちに清水集落に移動し、国道 291 号線上に車を停めて車中泊。早出するつもりでしたが、ついつい二度寝 zzz。

5 時前に起きて支度していると、群馬ナンバーが 1 台到着。

曇の予報で微妙な感じですが、とりあえず行けるだけ行ってみることにしました。

夏季の登山口まで林を横切って行く間は、どういうルートだと効率的なのか今回もいまひとつ判らず、テキトーな感じで進みました。前日の入山者は結構多かったようですが、残っているトレースはバラバラで各者それぞれという感じ。もっとも全てのトレースは川に架かる橋で一本に収束するわけですが。

井戸の壁の急登に差し掛かるところで、群馬ナンバーの方が追いついてきました。

井戸の壁を登り始める

井戸の壁を登り始める

覚悟はしていましたが、せっかくの新雪も前日の昼に融けたのがまた夜に凍って固くなっています。それでもシールで登るに支障ない程度でした。

ニセ巻機と米子沢

ニセ巻機と米子沢が見えるようになった

壁を登りきったところで小休止。やっとニセ巻機の姿が見えてきました。米子沢を見下ろすとシュプールが残っていました。

井戸尾根

引き続き井戸尾根を行く

ニセ巻端の手前で尾根が左に曲がるあたりまでくると、すっかり雲に覆われてしまいました。でもまあ、とりあえず更に行ってみましょう。悪条件なら往路を戻れば良いので。斜面は硬い雪にうっすらパウダーが乗っている感じで悪くはありません。

次第に雪が硬くなり、ニセ巻機の手前では少しだけ板を外してアイゼン歩行としました。

10:47 – 10:54 ニセ巻機

群馬ナンバーの方とほぼ同時にニセ巻機に到着。この方はもうここから往路を戻るそうです。

ニセ巻機のピーク

ニセ巻機のピークにて 向こう側は巻機山の本峰

さて、私は本峰までもう一頑張りします。

本峰はニセからは近くに見えますが、いったん下って登り返しがあり、西側に大回りしなければならないので、思ったより時間がかかりました。

11:45 – 12:07 巻機山

山頂に到着しても、あいかわらず雲がかかって全く景色は見えません。きっと晴れれば素晴らしい景色なのでしょうが、それはまたの機会にとっておくことにします。日差しがないのに春の暖かさを感じるほど空気が温んでいました。

幸い滑走するのに問題ない程度には視界があります。これ以上天候悪化するとまずいので、さっさとシールを剥がし滑走開始です。

米子沢に滑り込む

山頂から米子沢に滑り込む

下山は米子沢を滑ることにしました。

山頂付近はカリカリでしたが、徐々に雪が柔らかくなりました。さすがに標高が高いだけあって、本峰とニセ巻機との間の沢へドロップすると、予想外にも重めですがパウダーが溜まっていて、そこそこ楽しめました。

遠征に持ってきた 2 セットのうち、雪は締まっているだろうと思い今日は Sugar Daddy を選びましたが、重パウを滑るのにこの板はちと厳しい。きつめのキャンバーのせいで、重パウではトップが突き刺さってスピードが伸びないし、操作に苦労します。やっぱりロッカーの CRJ を選ぶべきでした。Sugar Daddy はその太さを活かしたパウダー用という触れ込みだったはずですが、ロッカー革命を経験した今となっては、イマイチつまらない板です。

米子沢をさらに下る

米子沢をさらに下る

さて、楽しかったのはごく上の方だけで、だんだんデロデロ雪に・・・。ガスに覆われ雪酔しそうでしたが、なんとか慎重に通過し、米子沢を滑り降りました。場合によっては滝が出るなんて話も聞きますが、途中で特に危険そうな箇所はありませんでした。

米子沢を滑り終えて振り返る

米子沢を滑り終えて振り返る

登山口から巻機山を見上げて

登山口から巻機山を見上げて

13:10 清水集落に到着

下部の腐れ雪と格闘しつつも、ちょうど 1 時間くらいで清水集落に置いた車に戻ってきました。やっぱりスキーは速いですね。雪の状態が良ければもっと速いでしょう。

すでに群馬ナンバーは去った後でした。

今回はいまひとつのコンディションでしたが、滑走ロケーションとしては実に良いということも実感できたので、巻機山には機会があればぜひ再訪したいと思います。

さあ、さんざん遊んだ連休も終わり。しかし、楽しみの後には家までの長距離ドライブという苦行が残っています・・・。


コメントをどうぞ

承認後に表示されます。しばらくお待ちください。

▲ このページの先頭へ