重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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光岳~聖岳縦走 2010年9月18~20日(3日目)

光岳から聖岳への縦走の 3 日目。今日は聖岳に登り、便ヶ島へと下山します。

  • 日付: 2010 年 9 月 20 日(月)
  • 天気: 高曇りときどき晴れ
  • ルート: 聖平小屋~薊畑~聖岳~薊畑~便ヶ島

せっかくなら御来光を稜線で見たいので 2 時半と早めに目を覚まして準備を開始。

昨日の残飯とハムやらタマネギやら残りの食材をテキトーに混ぜて煮たら、稀に見る不味い朝食のできあがり。もうちょっと考えて作れば良かったな・・・まあいいや、とりあえず腹が満たせればそれでよし。

手早く出発するために、テントを張りっぱなしで聖まで行ってこようかとも思いましたが、薊畑と小屋を後で往復するのはやっぱり無駄足なので、撤収して薊畑にザックをデポすることにしました。

4:02 聖平小屋

いちおう小聖で御来光を拝むつもりで、4 時には出発することにしました。ヘッドランプを点けて歩き出しました。

4:26 – 4:33 薊畑

すでに 3 個ほど先行者のザックがデポしてありました。私もデポして出発。

そろそろ森林限界というところで、空が明るくなり始めました。

5:18 – 5:45 小聖岳

森林限界を超えてガレを少し登ると小聖に到着。しめしめ、まだ日の出まで十分時間があります。

カメラを構えて待つこと 20 分弱、5:35 頃に太陽が雲海から上がってきました。

小聖で迎えた日の出

小聖で迎えた日の出

昨日の朝にイザルヶ岳で見たのと違い、太陽が上がってきたのは富士山のだいぶん左側です。

日の出から数分後、岐阜のご夫婦が小聖に到着。

美しい色に染まった雲海

美しい色に染まった雲海

日の出直後は聖の山肌を朱色にぱーっと染めてくれた太陽も、残念ながら上層の厚い雲にすぐに隠れてしまい、その後は精彩さに欠ける風景になってしまいました。

さて、聖の山頂に向けて出発。

ガレ場を登る

山頂へ向けて急登

ヤセ尾根を過ぎて急登にひと苦労。空荷でもけっこう身体に堪えて、なかなかペースが上がりません。

6:51 – 7:08  聖岳(前聖岳)

三度目にしてやっと視界のある聖岳に登頂できました!ここも昨日の上河内岳に続き三度目の正直です。

視界のある聖岳に登頂!

視界のある聖岳に登頂!

少し早く登頂していた岐阜のご夫婦と再び合流して「お疲れ様でした!」と互いに労をねぎらいました。

高曇りで薄暗いのがちょっと残念。できればパーっと光に輝く赤石岳までの稜線が見たかったなあ。

ともあれ、赤石岳までの稜線がどんなふうに続いているのか、今回初めてその全貌がわかりました。なにせ今まで 2 回も歩いている稜線なのに、2 回とも視界がなくて全然判りませんでしたからね。

兎岳から中盛丸山への稜線

兎岳から中盛丸山への稜線

中盛丸山、大沢岳から赤石岳への稜線

中盛丸山、大沢岳から赤石岳への稜線

うーむ、見れば見るほど良い縦走路です。是非また晴れたときにリベンジしたいものです。

さて、せっかく展望があるので、過去 2 度とも行かずにすませてしまった奥聖を今回は踏んでおくことにします。

7:35 – 7: 40 奥聖岳

奥聖岳

奥聖岳

奥聖まではまさに稜線の空中散歩という感じ。

奥聖の三角点

奥聖の三角点から笊ヶ岳、富士山を望む

奥聖は三角点とケルンがあるだけのひっそりとしたピークでした。

奥聖から前聖を望む

奥聖から前聖を望む

風が冷たく立ち止まっていては寒いので、すぐに前聖へ戻りました。

7:57 – 8:32  聖岳(前聖岳)

再び前聖に戻ってくると、例の東京からの単独の方も登頂していて、三伏峠から縦走してきた仲間の方と合流しているところでした。

東海パルプタイプと切り株輪切りタイプの山頂標

東海パルプタイプと切り株輪切りタイプの山頂標

西から次第に雲が切れようとしているので、しぶとく晴れないかなあと思って山頂にとどまっていましたが、なかなか晴れる気配もないのでそろそろ下山することとします。

下山しながら上河内岳を眺める

下山しながら上河内岳を眺める

ザレた斜面を下山していると、上河内岳や遠く光岳まで一望できます。

ヤセ尾根の先には小聖

ヤセ尾根の先には小聖

9:25 – 9:40 小聖岳

小聖で休憩していると次第に雲が薄くなり青空が見えるようになってきました。

小聖から聖岳を見上げる

小聖から聖岳を見上げる

やっぱり山肌は陽の光を浴びているのが綺麗。

ここで東京からの方々が私の後から下山してきて少しお話を。例の単独の方とパーティの中のもう一人の方は 11 月の立山初滑りに行く予定で、偶然私と同じくる雷鳥荘に予約を入れているとのこと。「再会するかもしれませんね」と挨拶を交わして、みなさんは私を追い越して先に下山していきました。

10:10 – 10:33 薊畑

薊畑

薊畑

デポしてあったザックを回収して後はひたすら下るだけです。

急な下りを経て、西沢の流れる音が聞こえるようになってきます。

12:36 – 12:49 西沢渡

造林小屋跡を過ぎると西沢渡の徒渉点に到着。

西沢渡のロープウェイ

西沢渡のロープウェイ

ロープを引っ張ってロープウェイを自分で動かさなければ渡れないのかと思っていたら、木の板が渡してあったので、それを歩いて対岸へ。

対岸で小休止した後、森林鉄道の軌道跡の遊歩道を歩けば、もう便ヶ島まであと少し。

森林鉄道跡のトンネル

森林鉄道跡のトンネル

トンネルをくぐり左手へと下っていきます。

13:20 便ヶ島

便ヶ島の登山口

便ヶ島の登山口

いよいよ聖光小屋のある便ヶ島に到着。

便ヶ島のキャンプ場

便ヶ島のキャンプ場

キャンプ場の休憩所に自販機があったので、我慢しきれず炭酸飲料を買ってノドを潤すと・・・あ~気持ちいい!

さて、ここから易老渡までもうひと歩き頑張るか・・・と歩き出そうとしたところ、ほぼ同時に下山してきた方がここに車を停めているので、有り難いことに易老渡まで乗せてくださるとのこと。ラッキーでした。

易老渡の駐車場に戻ってきた

易老渡の駐車場に戻ってきた

便ヶ島から易老渡の間の路面状態もかなり劣悪で、ゆっくり慎重に運転しないと車が激しく傷みそうなほど。

易老渡の直前で栃木からの 3 人パーティを追い越しました。こちらは、楽々車に乗せて頂いているので、なんだか申し訳ない気分でした。

帰り支度をすませ、3 人とお別れをしてから駐車場を出発。やっぱり国道までは長い道のりでした。往路は真っ暗で判らなかった下栗の里も、今日は明るい中通り過ぎ、「すごいところに家が建っているなあ」という印象でした。

この辺の山に登るついでに、一度は訪れてみようと前から思っていた旧木沢小学校に立ち寄ってみました。平成 3 年に廃校になったという木造校舎内には寄贈された書籍や森林鉄道の資料などがあり、楽しめる場所でした。

道の駅「遠山郷」に併設の「かぐらの湯」で汗を流してから食堂に行ってみると、またまた 3 人組にお会いしました。これから 6 時間かけての帰宅とのこと。お気をつけて。

ジンギスカン定食

ジンギスカン丼

下伊那といえばマトン。名物のジンギスカン丼で下山後の空腹を満たし、帰路につきました。


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