重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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越百山~空木岳縦走 2010年9月4日~5日(2日目)

越百山から空木岳への縦走の 2 日目。今日は摺鉢窪避難小屋から空木岳への縦走です。

  • 日付: 2010 年 9 月 5 日(日)
  • 天気: 晴れのちガス
  • ルート: 摺鉢窪避難小屋~分岐~南駒ヶ岳~分岐~赤椰岳~空木岳~木曽殿越~うさぎ平~駐車場

みなさん出発が早いこと早いこと。3 時すぎには周りの準備する物音で目が覚めました。私も普段だったら早出するのですが、昨日の到着が遅かったので、今日はゆっくり出発することにしました。

昨日の残り汁でウドンを暖めて朝食にしました。

百間ナギを見に行くと、ちょうど太陽が昇ってきました。

南アルプスを一望

南アルプスを一望

伊那谷にかかった雲海は朝日を浴びて赤く染まり、遥か遠く東の空は透き通って南アルプスの大部分の山が一望できます。ちょうどこの写真の中央の山頂が突き出た山が、塩見岳ですね。こうやって見ると、塩見岳が南アルプスのド真ん中にあることがよく判ります。

今日も良く晴れそうです。ただ・・・雲ひとつない空が何時頃までもつことやら。

百間ナギ

百間ナギ

ナギの下の方からは、水の音が聞こえてきます。上からは覗き込めませんが、どうやら水を確保できるみたいです。ただ、この崩落斜面を下って登るのはかなり厳しそう・・・。

朝日を浴びた摺鉢窪カール

朝日を浴びた摺鉢窪カール

5:56 摺鉢窪避難小屋

さて、朝の摺鉢窪の景色も十分に堪能したので、出発することにします。

摺鉢窪避難小屋

摺鉢窪避難小屋

結局、小屋を最後に出発したのは私でした。

6:32 – 6:39 分岐

縦走路まで登り着きました。昨日はそそくさと通り過ぎて心残りとなったので、今朝もう一度南駒の山頂へ向かうことにしました。荷物は分岐にデポ。身軽になって山頂へ。

7:04 – 7:39 南駒ヶ岳

期待どおりの素晴らしい景色です。

北を望むと木曽駒と空木が

北を望むと木曽駒と空木が

うーむ、最高ですね。北に目をやれば、左には遠く北アルプス。そして、木曽駒、宝剣、空木が一望できます。

昨日歩いた越百からの稜線

昨日歩いた越百からの稜線

南には昨日歩いてきた稜線とその向こうには中央アルプス南部の山々が。こうやって見返すと越百山から緩やかに延びてくる稜線はアップダウンも少なく、実に快適な縦走路なのが判ります。つくづく昨日ガスガスでここの空中散歩が楽しめなかったのが残念。いつかまたリベンジしなくては。

遥か遠くには御嶽山も

遥か遠くには御嶽山も

北西方向には遥か彼方に御嶽山が見えます。思っていたよりも遠く感じます。

と、こんな素晴らしい風景ならずっと眺めていたいところですが、そろそろ出発とします。

7:58 – 8:15 分岐

デポしていたザックを回収して、空木へと出発します。

南駒ヶ岳を振り返る

南駒ヶ岳を振り返る

来た道を振り返れば南駒の大きな姿が。

8: 36 赤椰岳

少しの登りで赤椰岳へ。山頂はそのまま通過しました。

赤梛岳から摺鉢窪カールを見下ろす

赤梛岳から摺鉢窪カールを見下ろす

赤椰岳の山頂から見下ろせば摺鉢窪はまるで箱庭のようで、つくづくこの避難小屋は良いロケーションにあるんだなあと思います。ぜひまた泊まりたい。しかし、百間ナギの崩落が間近まで迫っているので、いつまでこの小屋は平穏無事に建っていられることやら・・・。

空木岳までの稜線

空木岳までの稜線

これから空木岳までは緩やかに登る快適な稜線で、まさに空中散歩という感じが最高です。

9:48 – 10:40 空木岳

ザレた急斜面を登っていよいよ山頂かと思いましたが、もうちょっと先でした。

小岩峰を2 つ越えると、空木岳に到着です。

空木岳の山頂

空木岳の山頂

これまでの稜線と較べて、さすがに空木岳まで来ると人の数が多くなります。

池山尾根

池山尾根

池山尾根の右側のカールの底には空木平避難小屋が見えます。ここも一度は泊まってみたい小屋です。

ガスに覆われた南駒

ガスに覆われた南駒

残念ながら空木岳に登頂した頃にはガスが濃くなってきました。来た道を振り返ってみると南駒はガスの切れ間からときどき覗くだけです。

さて、下山です。

たぶんこれは第 2 ピーク

たぶんこれは第 2 ピーク

花崗岩の巨岩を縫うように進み、見応えのある景色です。

第 2 ピーク?を振り返る

第 2 ピーク?を振り返る

これでガスがなかったら最高なのになあ・・・。

第 1 ピーク

第 1 ピーク

「第 1 ピーク」とペンキで書かれた所で単独行の方とすれ違ってお話を伺うと、空木岳が第 3 ピークなのだとのこと。

第 1 ピークから下は岩場もなくなり、まっすぐ急降下するだけ。

木曽殿越へ下る

木曽殿越へ下る

11:48 – 12:00 木曽殿越

木曽殿山荘

木曽殿越でひと休み。山荘には宿泊者らしき人が 1 人いる以外、ひっそりして静かなものでした。

山荘の横を通り、下山路へと歩を進めます。

木曾義仲の力水

木曾義仲の力水

「木曾義仲の力水」は山荘から数分です。手持ちの水がもう少ないので 1L 汲んでおきました。

その後は緩やかな下りが続きますが、やがて急な下りになります。途中の水場「仙人の泉」も細いながら水が流れていました。

14:00 – 14:07 北沢の吊橋

どんどん谷間へ下って北沢へ。

北沢の吊橋

北沢の吊橋

吊橋はかなりくたびれているように見えますが、しっかりしていました。

これまでずっと下るだけでしたが、北沢からはまた登り返しです。下り続けてきた足には堪えます。

14:51 – 14:57 うさぎ平

うさぎ平

うさぎ平

急降下してうさぎ平に到着。ここからは林道をひたすら下るだけですが・・・これが長かった!ほとんど舗装していないのがまだ救いですが、6km ほどもある単調な道を歩くのは辛いものでした。ほとんど下界と変わらないくらいの暑さで、全身汗びっしょり。

幸い、途中で先行の人に追いつき、後半はお話をしながらだったので、いくらか気が紛れましたが。

やっとゲートまで戻ってきた

やっとゲートまで戻ってきた

16:26 駐車場

ようやく車に帰ってきました。いや~今回はよく歩いた・・・という気がします。

駐車場に帰還

駐車場に帰還

9 月になるのにあいかわらず暑さは続き、今日も名古屋あたりでは 37 ℃ くらいだったようです。そりゃあ暑いはずだなあ・・・稜線でも汗ばむほどでしたから。帰る途中にフォレスパ木曽に立ち寄り、汗を流してさっぱりしました。

今回の山行を振り返ってみて・・・、やっぱり一泊二日ではキツめのルートだったと思います。まあ、もっとも初日の入山が遅いという初動のまずさがあった り、一眼レフなんか持たずに軽装備にすればもっと楽にできたのでしょうが。とはいえ、これくらいのルートを今回の装備(避難小屋泊装備 + 一眼レフ)で無理なく歩けるくらいの体力は、できれば維持したいところです。いろいろ課題はあるなあ・・・。

ともあれ、今回初めて越百から空木までを歩いてみて、豪快な花崗岩の岩峰や、白く美しい砂礫に彩られた素晴らしい稜線であることを知って大きな収穫でした。今までに歩いた縦走路の中でもお気に入り度はかなり上位です。

北アルプスや南アルプスとは、スケールの面では較べるべくもないくらい小さな山域ですが、中央アルプスもなかなか良いものだと思わせてくれた、そんな山行でした。


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