重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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四ッ岳 2011年1月23日

平湯定着の3日目。いよいよ本命の四ッ岳です。

前日から雪はずっと降り続き、ラッセルはさらに厳しくなることが予想されたので、かなり早出して臨むことにしました。

喉の痛みは治りもせず悪くもならず、昨日と変わらず…少なくともこの時点では。

GPS Log

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(赤: シール歩行、青: スキー滑走)

記録

日付2011年1月23日(日)
天気小雪のち曇り
ルート
  • 平湯キャンプ場(地点A)1310m 3:08
  • 大滝川渡渉点(地点B)1590m 4:36
  • 北東ルートとの分岐(地点C)1755m 5:38
  • ハイクアップ終了地点(地点D)2515m 10:53/11:12
  • 大滝川渡渉点(地点B)1590m 12:06/12:17
  • 平湯キャンプ場(地点A)1310m 12:57

雑記

昨日と同様に料金所横の屋根付き駐車スペースで夜を明かし、2時に起床。小雪がチラついていますが、予報では回復に向かうようなので、覚悟を決めて出発準備を始めました。

平湯キャンプ場に移動すると、すでに車が2台停まっていました。そのうちの1台は昨日見たのと同じ。もう1台もナンバーからするとだいたいオーナーが特定できました。あ~これは間違いない、この世界では有名なお二人だと確信。ということは、たぶん北東ルートをお選びになるのでしょう。

さて、私は通常ルートにするか北東ルートにするかちょっと迷いつつも、ひとまずキャンプ場を3時過ぎに出発。真っ暗な中、ヘッドランプを点けて黙々とラッセルです。

歩き出しでいきなりブーツ深程度のラッセルには参りますが、頑張っていきましょう。最初の難関である左側の沢への登りは案外楽にこなし、大滝川渡渉点(地点B)には1時間半程度で到着。同様に激ラッセルだった去年の同時期は 2 時間かかったのに較べると結構いいペースです。

暗闇の中でしたが、北面台地もあまり無駄なくルート取りでき、北東ルートとの分岐(地点C)に到着。大勢でワイワイと北東ルートを行くのも楽しそうで捨てがたいけど、今回は自分のラッセル力を試してみようかなと思い、あえて通常ルートを選ぶことにしました。

ようやく空が明るくなってきたのは、標高2000mの手前あたり。

標高2200mを過ぎたあたりから次第に頭がボーとした感じがして、登りのペースもどんどん落ち始めました。このときは単純にラッセル疲れのせいかなあ…と思っていたのですが。

山頂北側のボウルをジグ切って登る頃には、いよいよヘロヘロになってきました。さすがに、いくらラッセルで疲れているとはいえ、ここまでヘロヘロになるかあ?と自分でも疑問に思い始めました。

身体のコンディションも万全じゃないし、樹林帯より上の視界は極めて悪く雪酔いしそうなので、いつも雪庇ができる場所(地点D)まで登り上げ、そこでハイクアップ終了としました。

地点 D から見下ろす

極めて視界悪し

立ち止まっていても寒いので早々にシールを剥がして、ボウルにドロップ!

ボウルは最高のディープパウダー

ボウルは最高のディープパウダー

雪質最高!深さも十分!所々でオーバーヘッドもあり!

さらに滑って振り返る

さらに滑って振り返る

なかなかナイスなシュプールを描けました。

あまり下まで滑りすぎず、スキーヤーズライトの樹林帯の中に入り、登路に戻るようにしたつもりでしたが、ちょっと西側に寄り過ぎていました。

樹林帯にはパウダーたっぷり

樹林帯にはパウダーたっぷり

樹林帯の中の斜度が緩いところでは、一部下りラッセルになる場所も。こんなことは四ッ岳では初めての経験です。たぶん四ッ岳で過去経験した中では最もディープパウダーかも。

結果的には無事に軌道修正して地点Eに到達し、いつものようにハーフパイプを滑りました。

ハーフパイプ

ハーフパイプ

ハーフパイプにはすでに十分に雪があり、ヤブはほぼ隠れていました。

北東ルートとの分岐まで戻ってくると、北東ルートからの下山トレースが刻まれていて、みなさんはすでに下山されている様子。

大滝川のスノーブリッジ

大滝川のスノーブリッジ(地点 B)

往路では結構しっかりしていそうに見えた大滝川のスノーブリッジも、数人が通過した後だけあって、痩せ細っていました。「盤石なスノーブリッジ」というにはまだちょっと頼りなく、もう少し雪が欲しいところです。

新雪が多く気温が低いだけあって、去年と同様に今回もキャンプ場までパウダーランが楽しめて満足満足。2台の車はすでに去った後でした。

平湯キャンプ場に帰還

平湯キャンプ場に帰還(地点A)

山頂まで達しなかったので完全燃焼とはいえませんが、パウダーも十分に楽しめて、「やった感」が強い一日ではありました。

さて、蛇足ながら、喉痛とヘロヘロの元凶だったものが下山直後からとうとう本気で牙を剥き始めることに。帰る道すがらで急に悪寒を感じるようになるは、頭痛がするようになるは…。これはヤバいと翌日医者に行ったら、案の定「インフルエンザ」。

結果として、四ッ岳では他の方と接触せず、迷惑をかけずにすんだわけです。そういう意味では、単独行動を取ったのは正解だったという、なんともお粗末なオチでございました。

それはともかくとして、今シーズンもう一回くらい四ッ岳には来たいなあ。


これまでのコメント

  1. maoyuki より:

    みなつりさん
    maoyukiです

    大崩の続きが有ったのですね。すみません。
    YASUHIRO先生が先行したみなつりさんをHPで絶賛してました。
    それにしてもまたおなじところとは・・・
    次行くところは先に連絡しますわ。
    でも今回はインフルエンザ持ちだったのね。・・・怖~!

    • ryo より:

      maoyukiさんのブログを見てビックリ!
      まさかmaoyukiさんも四ッに入山されていたとは・・・。
      上でも書いていますが、私も北東ルートにするか迷っていたんですよ。でも今回の私はウイルスをバラ撒く危険な存在だったので、単独でノーマルルートに行ったのは正しい行動でした・・・結果的に。

      おかげさまで私のインフルエンザは、たまに異常行動を誘発すると言われるキツい薬がよく効いて、もうすっかり良くなりました。

      私もまだ北東ルートは未踏なので、maoyukiさんが山頂までのリベンジを試みることがあるなら、よかったらご一緒させて下さい。
      ではでは!

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