重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

RSS (2.0) Feed

白馬乗鞍岳から親沢 2011年1月3日

ま~飽きもせずまたハクノリかよ…って感じですが、本来は裏ヒヨから若栗の頭に登り返し黒川沢へ滑りこむってのが今回の趣旨で、わざわざハクノリまで足を延ばすつもりはありませんでした。でもハクノリ東面のコンディションが良さそうとなれば、馬の鼻先にニンジン状態なわけで、我慢できるはずもなし。結果としては、ハクノリ東面でも超快感高速パウダーランが堪能できて大満足でした。

そんなこんなで、2011年最初のバックカントリーはちょっと欲張りな内容です。

GPS Log

地理院地図をポップアップ表示
(赤: シール歩行、青: スキー滑走)

記録

日付2011年1月3日(月)
天気晴れのち小雪
ルート
  • 栂の森ゲレンデ・林道入口 1665m 8:54
  • 天狗原 2204m 10:39
  • 白馬乗鞍岳 2433m 11:22/11:41
  • 天狗原 2204m 11:47/11:58
  • 小ピーク 2163m 12:20
  • 登り返し地点 1457m 14:01/14:17
  • 若栗の頭 1598m 15:22/15:30
  • 白馬乗鞍スキー場 850m 16:00

雑記

朝から快晴の素晴らしい空。

ゴンドラから眺めた鹿島槍、五竜、唐松

ゴンドラから眺めた鹿島槍、五竜、唐松

ゴンドラからは後立山のナイスな景色。

林道入口で出発準備

林道入口で出発準備

いつものように、栂の森ゲレンデのリフトから林道入口に滑りこみ、シール歩行開始します。

この日は午前中晴れで、昼頃から崩れ始めるという予報でした。正月休みの晴天ともなると、さすがに栂池のバックカントリーは大賑わいですね。

今日は大勢が入山

今日は大勢が入山

皆さん続々と列をなすようにトレースをたどっています。

成城小屋で一休みしていると、昨年 3 月の火打山で一緒に登って滑ったスプリットボードの方と再会してしばし歓談。この方も裏ヒヨに行くつもりとのお話でした。

日差しが強く、天狗原までの登りでは一気に汗ダクになってきます。

ほぼ天狗原のプラトーに登りついたところで、スプリットボードの方は右へと進路変更。そのまま裏ヒヨ方面へ滑りこむようです。当初は私もほぼ同じルートのつもりでしたが、天狗原から見たハクノリ東面のコンディションがあまりに良さそうだったので、やっぱりハクノリまで足を延ばすことにしました。

白馬乗鞍岳の東斜面

白馬乗鞍岳の東斜面

年末 28日 のような猛烈な深さはありませんが、そこそこの深さの新雪がサラサラのまま残っています。これは滑りが楽しみ。登りながら眺めていると、スキーヤーズライトの斜面は風に叩かれてウネっているのが判ったので、レフトのボウルを滑ることにしました。

もうすぐ山頂

もうすぐ山頂

ハクノリを目指すのは私が 3 番手。先頭の方のトレースに導かれるままに頂上のプラトーに到着。

ラッセルのお礼をする間もなく、先頭の方がドロップ。気持良さそうに滑って行きました。

ドロップ!

ドロップ!

続いて 2 番手の方もドロップ。

さて、今度は私の番です。滑り出しはガリガリなので横滑りで慎重に少し下ってから、底付きを感じなくなったところで、一気にスキーをフォールラインに真っ直ぐ向けて GO!

うひゃ~脳ミソがトロケそうな快感…ここ最近では最高の一本でした。よく乾いた雪であるのに加えて、パウダーが深すぎないので、やたらと板がよく走りました。絶叫しながら高速ロングターンで一気に天狗原へ。あっという間。

せっかく芸術的(自画自賛)なシュプールを刻み付けたのに、天狗原に下ってすぐにハクノリ方面にガスがかかってしまいました。シュプールの写真が撮れず残念。

天狗原で長めの休憩をとってから、親沢にドロップするため移動することにします。親沢を滑るのは今回初めてなので、無難に山ノ神尾根へ下る途中から親沢源頭部に入ろうかと思っていたのですが、他パーティが残したトレースを使わせてもらい、私も天狗原の東にある小ピークへ向かうことに。

緩やかな登り返しはシールを付けず滑走モードのままこなして小ピークに到着。

小ピークに到着

小ピークに到着

先に到着したパーティが時間をかけて入念にピットを掘って弱層テストしているところでした。

後からやって来たのに、お先にファーストトラックを頂くのはちょっと申し訳ない気もしますが、ひとこと「お先に失礼」と断っておき、小ピークからドロップ!

小ピーク北面に刻んだシュプール

小ピーク北面に刻んだシュプール

やっぱりこの小ピークからドロップして大正解。源頭から入るよりも、こっちの方が急斜面が楽しめますからね。

親沢に沿ってさらに下る

親沢に沿ってさらに下る

しばらく快適斜面を楽しみつつ、親沢沿いに下っていくと、沢の幅が次第に狭くなり、ところどころ沢が割れているところも。このまま親沢をどんどん下っても大丈夫かな…と少し不安になってきました。

そうこうしていると、山ノ神尾根へ登るトレースに遭遇したので、それを拝借して尾根側へ登ることにしました。若栗の頭への登り返し地点に到達するには、いったん尾根側に少し登ってから、滑り込んだ方が良いのではと思ったわけです。

…が、結論から言うと、これはあまりご利益のない回り道でした。尾根に登りつめる手前でドロップして滑った斜面は、細かい凹凸が多くて、案外滑るのが面倒くさい地形でした。たぶん登り返さずにそのまま親沢を滑った方がマシだったと思います。

巨岩

巨岩

巨岩の横まで滑り込んで来ると、トレースを発見。地図上で見ると、沢筋が 3 股(あるいは 4 股?)になっている場所です。

登り返し地点から見上げた鵯峰

登り返し地点から見上げた鵯峰

たぶん例の小ピークにいたパーティかスプリットボードの方のもののようで、親沢をずっと滑ってきて、ちょうどこの地点からシールを貼って若栗の頭へと登って行ったようです。

若栗の頭へと登るトレース

若栗の頭へと登るトレース

ということで、私もここでシールを貼り、そのトレースを拝借して若栗の頭へ。先行の方が若栗の頭まで付けてくれたトレースは、細い尾根沿いに登り上げてからトラバース気味に頭を目指すという、終始勾配も緩やかで効率の良いルート取りでした。たぶんこれが正規ルートなのでしょう。

もうすぐ若栗の頭

もうすぐ若栗の頭

天狗原と親沢源頭を振り返る

天狗原と親沢源頭を振り返る

若栗の頭に到着するともう 15 時を回っていました。もう遅い時間なので、さっさとシールを剥がして黒川沢へとドロップ。雪の深さは申し分ないのですが、いかんせん標高も低いせいか重めパウダーです。次第に標高を下げるにつれて、表層の雪がバサーと剥がれ落ちるような状態で、ちょっと嫌な感じ。

消化試合のような感じで滑っていると、コルチナ裏の沢に合流。

黒川沢の堰堤

黒川沢の堰堤

堰堤をくぐり抜けて白馬乗鞍スキー場に滑りこんで無事終了。

白馬乗鞍スキー場に到着

白馬乗鞍スキー場に到着

さんざんパウダーを喰いまくって大満足の一日でした。

ただ、ルート取りについてはちょっと反省点も。今回よりもっと気の利いたルートが取れたはずです。例えば小ピークからドロップした後に親沢へ滑り込まず、なるべく鵯峰へと延びる尾根から離れず標高を落とさないようにして、裏ヒヨも楽しむとか・・・。

ま、それは次回の楽しみに取っておきましょう。


これまでのコメント

  1. たかや より:

    みなつりさん
    しばらく体調すぐれず、書き込み遅くなりました。 スミマセン・・・。
    それでも過去レポを含めシッカリ拝見しておりますよ! レベルの高い山行と詳細な記述、GPSログ等、と~っても”役に立つ”という認識です! 見習わなければ・・・。

    そしてこの日、まさかみなつりさんがいたとは・・・。 しかもハクノリ東面は最高のパウダーだったんですか~。 う~む残念です。 

    さて、雪も随分増えてきたようですね。 ワタクシは事情で出撃頻度減りそうなので、レポ楽しみにしてますよ~。 

    • ryo より:

      たかやさん、
      ようこそいらっしゃいました。ご覧いただき有難うございます。体調を崩されたようですが大丈夫ですか?
      今シーズンは冬型の気圧配置が固定化してどこも雪が増えているようで、パウダー好きにはたまりませんよね。ただその分、なかなか落ち着いた天気にもならないので、森林限界を超えるような場所には行きにくく、行き先に悩んでしまいますが。
      今シーズンはちょっと目先を変えて、今までに滑ったことのないエリアにも行ってみようと思っています。
      ではではまた!

コメントをどうぞ

承認後に表示されます。しばらくお待ちください。

▲ このページの先頭へ