重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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白馬乗鞍岳 2010年12月30日

2日前の28日に続き、また白馬乗鞍岳へ。

荒天が予想されたこともあり、最初は天狗原で引き返すつもりでしたが、28日のハクノリ東面がイマイチだったので、ついつい足を延ばしてしまいました。

先行パーティがバッチリトレースを付けてくれたおかげで、ほとんどラッセルなし。しかも私がこれまでハクノリで経験した中では最も深いパウダーでした。

GPS Log

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(赤: シール歩行、青: スキー滑走)

記録

日付2010年12月30日(木)
天気
ルート
  • 栂の森ゲレンデ・林道入口 9:09
  • 天狗原 2204m 11:08
  • 白馬乗鞍岳 2403m 11:57/12:11
  • 天狗原 2204m 12:19
  • 1957mピークへの登り返し 1798m 12:32/12:49
  • 1957m ピーク 13:25
  • 1957m ピークと鵯峰の中間にあるピーク 1942m 14:50/14:58
  • 早大小屋 1727m 15:04
  • 栂の森ゲレンデ 1564m 15:12

雑記

予報では、夜には二ッ玉低気圧となる模様。雪もしんしんと降り続いています。常識的には森林限界を越えるのは控えるべき気象状況ですが、まあ行けるだけ行ってみることに。

ゴンドラ乗り場近くの駐車場が満車で、ちょっと離れた第2駐車場に停めたので、始発ゴンドラは逃してしまいました。

ゴンドラから1本リフトに乗り継ぎ、いつもの林道入口へ。すでにテレマーカーが2人いて、シールを貼って出発準備中。

林道にはトレースばっちり

林道にはトレースばっちり

昨日からの新雪は40~50cmほどはあるはず。壮絶なラッセルを覚悟したけれど、すでにしっかり踏み固められたトレースがバッチリついていました。「えらく早い時間に出発した人もいるもんだなあ…」と思いましたが、後にその理由が判ることに。

ひとまず成城小屋の横でひと休み。

振り返ると3人パーティが裏ヒヨ方面を目指して、ラッセルしながら尾根を登り始めているところでした。

天狗原に登る途中で、板にシールを貼っている単独スキーヤーと遭遇。すでに天狗原から1本目を滑ってきて、登り返そうとしているところでした。聞けば、早出してゲレンデをオールハイクアップしたとのこと。いや~すごい人もいるものです。この方も、早大小屋に泊ったパーティが早い時間にハクノリを目指して出発してくれたおかげで、上部のハイクアップは楽だったようです。

天狗原の祠

天狗原の祠

天狗原に登るとガスがさらに濃くなってきました。ただ、いちおう天狗原全体が薄っすら見えるくらいの視界はあり、なにより有難いことに無風状態なので、さらに上を目指します。

白馬乗鞍岳を目指す

白馬乗鞍岳を目指す

さきほどの単独の方は私を追い越し、少し早めに山頂部のプラトーから一段下がった場所に登りつきました。ちょっと遅れて私も到着、ハイクアップはそこで終了とします。

天気は下り坂のようで、どんどん視界が悪くなっていきます。

さっさと滑走準備

さっさと滑走準備

せっかくのディープパウダーなのに雪酔いした状態で滑ってもつまらないので、とっとと滑走準備します。

単独の方がまずドロップ!見事なショートターンに見とれた後、私もドロップ!あっという間に天狗原に下り着きました。雪質は軽く強烈に深いパウダーで最高!視界が悪かったので前に突き進んでガンガン滑ることができず、ちょっと残念でしたが。

天狗原から下の斜面はもっと雪が豊富でした。中央のボウルに飛び込むと、ときおりオーバーヘッドも!この日はまさにセンター120mm超えの板で大正解。細い板だとひたすら辛いだけだったでしょう。

登路の尾根伝いに下っていると、10人ほどの一行とすれ違いました。その中に昨日コルチナ裏を一緒に滑った方も。今日はガイドツアーに参加されたようです。

成城小屋まで下ったところで単独の方とはお別れ。まだ時間も早いし、私は登るときに目を付けておいたトレースを頂戴して、まだ行ったことがない裏ヒヨを偵察してみることに。

鵯峰と天狗原の間の稜線に登りついた

鵯峰と天狗原の間の稜線に登りついた

鵯峰と天狗原との間の稜線に登り着き、親沢への滑走ルートをひととおり観察。

親沢を見下ろしてヤブが埋まっているか偵察

親沢を見下ろしてヤブが埋まっているか偵察

まだ時期的には早いかと思っていましたが、親沢のヤブはほぼ埋まっていて、そこそこ快適に滑れそうな様子でした。

予想していたよりも裏ヒヨに入った人は多かったようですが、全ての人が滑った後に登り返し、鵯峰側の尾根に戻っているようでした。

実は、あわよくば親沢へ滑り込んで若栗の頭へ登り返すルートも良いかな・・・とスケベェ心を出しそうになっていたのですが、天気も天気だし、私も親沢側に 1 本滑った後におとなしく元の尾根に戻ることにしました。

早大小屋に滑り降りてきた

早大小屋に滑り降りてきた

さらに、早大小屋までの樹林帯パウダーを美味しく頂き、林道からショートカットするように樹林帯を滑ってパウダーを堪能し、栂の森のゲレンデに帰還。

栂池高原スキー場のゲレンデに帰還

栂池高原スキー場のゲレンデに帰還

あ~楽しかったあ。思ったほどには天候は崩れずラッキーでした。おそらくハクノリまで足を延ばせるギリギリの条件だったと思います。下山後にこの時間帯の天気図を見てみると、現地がちょうど2つの低気圧の中間部に位置していたことが判明。偶然の産物とはいえ、こんなことってあるんですね。

後はゲレンデをダラダラ下るだけ。凸凹に荒れて踏み固められたゲレンデ斜面は、ファット板にとってつまらないだけ。ほとんど体罰です。


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