重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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金山岩からワサビ谷 2011年1月21日

今シーズンは、これまでに行ったことがない白川郷周辺や奥美濃の山でいろいろと遊んでみたいと思っていることもあり、せっかくとれた連休なので三方崩山や野谷荘司山やらを狙っていました。

ところが冬型はあいかわらず継続し、日本海側ほど天気が悪そうな気配。それならばと、比較的天気が安定している平湯方面で集中的に滑ることにプランを変更しました。

GPS Log

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(赤: シール歩行、青: スキー滑走)

記録

日付2011年1月21日(金)
天気曇りのち晴れ
ルート
  • 平湯温泉スキー場・トップ 1790m 8:27
  • 金谷岩の肩(地点A)2447m 12:59/13:20
  • 地点B 1934m 13:40
  • 国道と合流(地点C)1625m 14:24/14:31
  • 平湯バスターミナル 1259m 15:31

雑記

いったんは白川郷を目指していて、それから転戦したので、平湯には午前6時過ぎと遅い到着になりました。

予報では天気は悪くなさそうです。となれば本命の四ッ岳にでもと思って平湯キャンプ場に偵察に行くと、全くのトレースなし。ま、そりゃ平日だから当然といば当然か。探ってみると膝下ラッセルになりそうな深さでした。さすがに全行程ラッセルでこの時間に出発というのはチト厳しそうです。

というわけで、この日は文明の利器の助けを借りて金山岩に登り、ワサビ谷でも滑ることにしました。

スキー場の営業開始までしばらく車の中で寝っ転がって休み、8時ちょっと前に平湯温泉スキー場の駐車場へ移動。計らずも2週連続で平湯に来ることになってしまいました。

今まではこのスキー場は金山岩へのアプローチにしか使ったことがなかったのですが、先週ある方からのお誘いを受けて初めてゲレンデを滑ってみたわけです。で、それで判ったのは、このスキー場にはパウダー狙いでファットスキーを履いた人が多いこと多いこと。どうやら最近はパウダーの穴場的スキー場として、専らの噂だそうな・・・。駐車場には関東方面のナンバーもちらほら。

閑話休題、1回券を2枚購入して、始発直後のリフトに乗車。乗り換えもなく1本のリフトでゲレンデトップに登り上げ、さっそくシールを貼り付けて出発。

平湯温泉スキー場・ゲレンデトップ

平湯温泉スキー場・ゲレンデトップ

当然ながら先行トレースは皆無。前日から朝までにそこそこ積雪があったようで、出発してすぐに脛下程度のラッセルとなりました。

この尾根、細かいアップダウンが多く、平均斜度自体はかなり緩いので、なかなか標高が上がりません。こういうユルい斜度ってラッセルしていると辛いんですよね。もっと急斜面をガガッと登りあげる方が効率的で好きなのですが。

振り返ればアカンダナ山の姿が

振り返ればアカンダナ山の姿が

ジリジリと標高を上げていくと、やがて樹間が広くなってきます。天気が回復してきたので、景色もよく見えるように。振り返れば縦縞模様が目立つアカンダナ山が。

四ッ岳、猫岳、大崩山

四ッ岳、猫岳、大崩山

右手には四ッ岳や猫岳もよく見えています。

「しかしこの尾根って、こんなに長かったっけ」と少々うんざりするくらい歩いていたわけですが、やがて山頂近くになると斜度も急になり、一気に登り上げて金山岩の肩(地点A)へ到着。今回は山頂を踏まず、ここまでとしておきます。

金山岩の山頂を見上げる

金山岩の山頂を見上げる(地点A)

シールを剥がして、さあ滑るとしましょう。

穂高を真正面に見ながらドロップ!

穂高を真正面に見ながらドロップ!

ワサビ谷へ滑りこむにはいろいろなラインが引けそうですが、今回は雪もそこそこ安定していそうなので、尾根を一本乗り越して沢筋に滑り込むことに。

尾根からは沢へ向けて一枚バーンが広がっていて、これが素晴らしい!ここは以前にも滑りました。

沢へ滑り込む一枚バーン

沢へ滑り込む一枚バーン

雪庇が延びていたのでちょっと気懸かりでしたが、さほどの大きさの雪庇でもなく、突き崩しても雪崩を誘発しないことを確認してから、慎重にドロップ!滑り出しは45 度程度はありました。

用心のため、何回かターンした後にフォールラインから逃げるようトラバースするというやりかたを繰り返し、沢底へ滑り込みました。肝心の雪質は、表面がパック気味だったのがちょっと残念でした。

沢底から滑った斜面を見上げる

沢底から滑った斜面を見上げる

沢底まではあっという間。でもなかなかの斜面でしょ?状況次第では危ないとは思いますが。

沢のノド

沢のノド

その下は沢幅が細くなりノドになります。左右からの雪崩が怖いので急いで通過しました。

地点 B から振り返る

地点 B から振り返る

十国山から落ちる沢との合流地点(地点B)あたりを過ぎると、斜度も緩くなり樹林帯に入ります。

これからが大変でした。よくよく考えれば事前に気付いて良さそうなものですが、ワサビ谷の下部って斜度がすごーく緩いので・・・ひたすら下りラッセルになってしまいました。

しかも、今まで慣れていた TLT の感覚で滑走モードのまま下りラッセルしたので、スキートップが浮かなくて余計な体力を消耗するハメに。

国道と合流

国道と合流(地点 C)

ひと苦労の末に国道と合流、ここでひと休み。

行く手を見ると、「げー、ここから下の国道も下りラッセルなんだよなあ・・・」と、もう勘弁して欲しい気分で一杯。

ようやくここで気が付きました。「あ、そうか歩行モードにすれば楽じゃん」・・・至極当たり前のことですが。

というのも、TLT は歩行モードに切り替えるのにいちいち脱がなければならないので、ついつい滑走モードのまま下りラッセルするのが癖になっていたんですよ・・・私。でも、今回履いている Onyx はいつでも切り替えられるのがウリ。ならばもっと早く歩行モードに切り替えれば良かったと後悔することしきり。せっかくのロッカー板が威力を発揮できず…アホでした。

その後の国道上は、歩行モードに切り替えた上に、新雪が浅くて板がよく滑るところもあり、いくらか楽になりました。

国道をショートカットするため右手の樹林へドロップ

国道をショートカットするため右手の樹林へドロップ

国道がヘアピンカーブする部分は、樹林帯を滑ってショートカット。

安房峠道路をくぐって終了

安房峠道路をくぐって終了

目論見では同じ国道の下側に滑り込むつもりでしたが、ちょっと左に寄りすぎてしまい、安房峠道路の下をくぐって平湯の温泉街にようやく到着。しかし、滑り出しから2時間10分とは、ずいぶん時間がかかってしまったなァ。それもこれも全て下りラッセルのせい。

まあ、今回は新雪もそれなりでまずまず楽しめました。でも、以前に来たときの楽しさほどでもなかったのは…何故?


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