重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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越後駒ヶ岳 2011年5月3日

火打山の後はしばらく天候不順で山に入れず。

さて、この連休は北アルプスの双六小屋界隈に行くことも検討していました。しかし、南岸では梅雨前線がチラリホラリとあやしい動きをしています。安定した晴天が続きそうもなかったので、ワンデイ山行で転戦するプランに変更。

狙いは中越エリア。しばらく魚沼の地に定着することにしました。この辺りの山って今までなかなか行けなかったので、良い機会です。

というわけで、そろそろ天候が回復しそうな3日に、まずは銀山平から越後駒ヶ岳を目指すことにしました。

GPS Log

地理院地図をポップアップ表示
(赤: シール歩行、青: スキー滑走)

記録

日付2011年5月3日(火)
天気晴れのち高曇り
ルート
  • 石抱橋の除雪終了点 777m 5:21
  • 道行山トラバース 8:17
  • 小倉山 1378m 8:55/9:04
  • 駒の小屋 1885m 10:49/11:03
  • 越後駒ヶ岳 2003m 11:28/12:03
  • 駒の小屋 1885m 12:09
  • 越後駒ヶ岳 2003m 12:26/12:31
  • 駒の小屋 1885m 12:35/12:56
  • 小倉山 1378m 13:10
  • 道行山 1298m 13:42/14:03
  • 石抱橋の除雪終了点 777m 15:03

雑記

奥只見シルバーラインは通行時間に制限があって、早朝は通れないと思っていたので、前日のうちに銀山平に入っておきました。もっとも、後で判ったのですが、実際には今年はゴールデンウィーク前に24時間通行可能となっていたようですが。

ちょっと高いけれど幕営代1000円を払って、銀山平キャンプ場でテント泊することに。まだ本営業前のようで、除雪されたグラウンドにテントを張るよう指示されました。15時頃にはテントを張って、荒沢岳を眺めながらノンビリ過ごした夕方でした。

4時頃に起床。石抱橋の近くの駐車スペースへ車を移動しました。

朝日に赤く染まった越後駒ヶ岳

朝日に赤く染まった越後駒ヶ岳

目指す越後駒ヶ岳は、まだ遥か遠く。

石抱橋

石抱橋

石抱橋を渡り、国道352号線の除雪終了点から出発。

手持ちのルートガイドでは、「北ノ又川の左岸をしばらく進んでから、1022m標高点に登り上げる」ように書いてあったので、そのとおりに行きました。ところが、稜線に登り上げてから道行山までの間にある鞍部の通過がちょっと面倒だったりしました。やっぱり、夏道どおりに登る方が良かったようです。事実、今日の他の入山者はみな夏道どおりにルート取りしていました。

道行山はトラバースして通過。

小倉山への登り

小倉山への登り

小倉山に登り上げたところで長めの休憩としました。

小倉山から越後駒ヶ岳を望む

小倉山から越後駒ヶ岳を望む

ん~しかし越後駒ヶ岳はまだ遠いなあ…。

朝は綺麗な青空でしたが、だんだん高曇りに。前駒への急な登りに差し掛かるころには、風が吹き始めてちょっと寒くなってきました。

前駒より上の稜線には、大きく口を開けたクラックが点在。帰りはこれにハマらないよう気をつけなければ。

ジグを切って急斜面を登り詰めると駒の小屋に到着。小屋の影で風を避け、ちょっと休憩。

もう一頑張りでいよいよ越後駒ヶ岳の山頂に到着。

山頂から八海山を眺める

山頂から八海山を眺める

イマイチぱっとしない空ですが、景色を楽しみます。

さて、今日一番のお楽しみ、駒の小屋までの一枚バーンにドロップ!ちょっとブレーキのかかる雪でしたが、気持よくロングターンが決まり、小屋まであっという間でした。

ちょうど小屋にはいくつかのパーティが到着したところ。その中のあるお爺さんが私に向かって曰く「なんでド真ん中を滑らねえんだ。もう一回滑ってこい!」

あ~、自分のシュプールを見返してみれば、たしかに斜面の端っこを遠慮がちに滑った感じで、なんだかサマになってませんなあ。

というわけで、これから登頂を目指す「真ん中滑れお爺さん」と一緒に、私も再び山頂へ登り返すことに。このお爺さん、口は悪いけど話好きな方で、ハイクアップの最中に話が途絶えず、飽きることがありませんでした。70歳過ぎているのに越後駒を日帰りするなんて、ご立派。はたして私もその歳まで頑張れるんだろうか…。

再び登頂。さあ、今度こそど真ん中を!と準備していたら、お爺さんが今度は「細かくターンしろ!」とのご命令。

さあ、もう一本行きますよ。とりあえずドロップ直後、リクエストどおりにショートターンしてみましたが、やっぱり本能には逆らえません。後はロングターンで一気に滑降しました。

山頂直下の一枚バーン

山頂直下の一枚バーン

ね、素晴らしい一枚バーンでしょ?

小屋の前で休んでいると、お爺さんが山頂から下りてきて、「なんで、細かくターンしねえんだ!しかもまたド真ん中じゃねえぞ!」とのお叱りのお言葉。

エェー、そんなあ。だってこんな一枚バーン、高速ロングターンで飛ばしたいじゃん!

ただし、滑ったラインについて言えば、お叱りのとおり、やっぱり今回もド真ん中じゃなくて、シュプールは少し左寄りになっていました。残念でした。ド真ん中を滑っていたつもりだったんですけどねえ…。でも、もう登り返すのはかったるいので止めておきます。

小屋前ではこのお爺さんのパーティからいろいろとご馳走になりました。有難うございます。

もう十分休憩したし、そろそろ失礼して下山します。

前駒からの下り

前駒からの下り

前駒の下までは斜度もそこそこあるので、まずまず楽しめましたが、その後はストップ雪の緩斜面でかなりダレました。

小倉山は登り返すことなく、トラバースして滑走のまま通過。道行山への登り返しは避けようもないので、シールを貼りました。

道行山から越後駒ヶ岳を振り返る

道行山から越後駒ヶ岳を振り返る

道行山の山頂でシールを剥がしながら、ちょうど居合わせた単独スキーヤーとちょっとお話。4時間程度で登頂と、かなりの健脚の方でした。

道行山からは夏道に沿って滑りました。途中で雪が切れていて夏道を歩く場所もありましたが、無事に北ノ又川左岸林道に下り着きました。林道から尾根への取り付き付近は、時期が遅いとヤブに悩まされるという話ですが、幸い今シーズンは雪が多いようで、まったく無難にこなせました。

林道は細かいアップダウンがあるので、またシールを貼る必要があるかなあ…と思っていましたが、実際にはフリーヒールで漕げばそのまま石抱橋まで戻れました。

石抱橋に帰還

石抱橋に帰還

初めての越後駒、なかなか楽しめました。でもこの山って、本当のお楽しみは山頂付近に限定されていて、道中は長々とただのアプローチって感じがするので、駒の小屋に泊まって北側斜面やらいろいろ楽しむのが理想な気がします。また機会があれば、それもやってみようかな。


これまでのコメント

  1. maoyuki より:

    みなつりさん こんばんは
    越後駒が岳ツアーご苦労様でした。
    聞かされていた時、はじめ越後駒ってどこの山だったかな・・・???
    だったのですがポップアップ地図見ると魚沼駒ヶ岳のことだったんですね。積雪期は歩いたこと無いけど夏に枝折峠から往復しました。
    あの尾根って遠いんだよね。「真中滑れ爺さん」って達者ですな。
    僕も70歳くらいまで山スキーやってるかどうかはわからないなあ・・・。

    • ryo より:

      maoyukiさん、こんばんは。

      そうそう、魚沼駒ヶ岳とも呼ばれるようですね。maoyukiさんも登ったことがおありなんですね。枝折峠からなら、今回の私のコースとほぼ同じですね。長い長い尾根でした。

      「真ん中滑れお爺さん」はスキーじゃなくて、ツボ足登山でしたが、それでもお歳の割には驚異的なスピードでした。あんな歳のとり方してみたいです。

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