重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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十勝連峰縦走 2011年8月19 – 20日(2日目)

当初は下り坂になりそうだった予報に反して、1日目に続いてこの日も晴天でした。今日は十勝岳を経て美瑛岳までの稜線を楽しみました。

記録

日付
2011年8月20日(土)
天気
晴れ
ルート
上ホロ避難小屋 1825m 5:19 ~ 大砲岩 1870m 5:36/5:41 ~ 十勝岳 2077m 6:29/7:06 ~ 美瑛岳 2052m 9:40/10:10 ~ 雲ノ平分岐 1255m 12:51 ~ 吹上温泉・白銀荘 1017m 13:41

雑記

1日目の記録からの続きです。

オプタテシケ山方面を目指して早立するというガイドパーティの物音で、4時前にはこちらも自然と目が覚めました。

十勝岳の山頂にはガスがかかっている

十勝岳の山頂にはガスがかかっている

朝食をゆっくりとった後、5時過ぎに出発。歩き始めは急な登りもなく、起き抜けの身体には楽でした。

大砲岩から見下ろした三段山へと続く尾根は、崩壊が進みすぎて見るからに危険でした。登山道も廃道になっているようです。

十勝岳への稜線

十勝岳への稜線

細かくアップダウンを繰り返し、いよいよ最後の登りで十勝岳に登頂。

それにしても、今回の北海道遠征での私の行動パターンって、まるで百名山ゲッターのそれそのものですなあ。自分ではそういう意図が全くないにもかかわらず…。

ほぼ同時に直登ルートからも何人か登って来ました。

噴火口を見下ろす

噴火口を見下ろす

火口を見下ろすこの景色、その雄大さに見入ってしまいます。

富良野岳へと続く稜線

富良野岳へと続く稜線

振り返れば今まで歩いてきた富良野岳からの縦走路。

美瑛岳に続く稜線

美瑛岳に続く稜線

そして一番凄いと思ったのは美瑛岳方向のこの景色。こんなにも荒涼とした景色、今まで見たことがありません。こんなところへこれから足を踏み入れていくなんて、なんだかとても楽しみ。

さて、山頂でゆっくり景色を楽しんだし、そろそろ出発。

あたり一面火山礫の稜線

あたり一面火山礫の稜線

山頂から少し下れば辺り一面は火山礫だけの景色に。もちろん実物は見たことはないけれど、想起したのは月面のイメージ。

鋸岳の向こうに美瑛岳

鋸岳の向こうに美瑛岳

鋸岳越しに遠望する美瑛岳、この景色も絵になります。

鋸岳からの下り

鋸岳からの下り

鋸岳から下りは砂走りでザクザク快調に。このすぐ後、旭岳から縦走してきた単独の方とすれ違いました。もう早く下界に下ることしか頭にないとのこと。お疲れ様です。

鋸岳を見上げる

鋸岳を見上げる

やっぱりこのルートのハイライトは、鋸岳周辺だと思います。何度でも来てみたい。

美瑛岳

美瑛岳

美瑛岳へ続くおおらかな稜線。最低鞍部に下って美瑛岳への登りにかかります。

十勝岳を振り返る

十勝岳を振り返る

焦げ茶色の十勝岳は、もうだいぶん後ろへ置き去りに。

左端が美瑛岳山頂

左端が美瑛岳山頂

まさに爆裂火口といった感じの荒々しい断崖。山頂はすぐそこに見えているのに、意外と時間がかかります。

美瑛岳山頂はもうすぐ

美瑛岳山頂はもうすぐ

分岐を過ぎてあとひと登りで山頂に到着。少し遅れて東京から来たという女の子ばかりの大学生パーティも到着。旭岳から縦走してきたそうです。みんな元気だねえ。

里を見下ろす

里を見下ろす

美瑛岳の山頂からも、昨日富良野岳から見たの同じ四角い牧場が見えました。

雲に包まれた美瑛富士

雲に包まれた美瑛富士

なんとかギリギリのタイミングで見えた美瑛富士。この直後には分厚く雲がまとわり付き、完全に姿が隠れてしまいました。

白銀荘からのバスを逃してはいけないので、あんまりゆっくりもしていられません。そろそろ出発。

美瑛岳からの長い長い下りの後、ポンピ沢を渡渉すると、また登り返し。緩い登りですが、予想以上に長い距離なのが辛かった。

そのうち雨がポツポツ振り始め、もう一本次の、まだ雪が分厚く残っている沢を渡ったところで土砂降りに。慌てて合羽を羽織りました。

雲ノ平分岐から十勝岳を見上げる

雲ノ平分岐から十勝岳を見上げる

斜里岳に続いてまたかよ…とヘコみましたが、幸い通り雨だったようで、十勝岳直下の開放感のある大斜面まで来ると雨は小降りに。この大斜面、スキーで滑ったら爽快だろうなあ…と、ついついスキー屋の私は思ってみたり。

見上げるとまだ真新しい避難小屋で急に降りだした雨を避ける人達がいました。手持ちの地図がちょっと古かったので知りませんでしたが、十勝岳避難小屋は再建されていたんですね。

白銀荘に到着

白銀荘に到着

雲ノ平分岐、泥流分岐を過ぎて先を急ぎますが、なかなか白銀荘が見えてきません。

マズイなぁ、下手するとバスに間に合わないかも…と焦りながら足早に樹林帯を抜けると。白銀荘のテニスコート横の土手上に飛び出しました。やれやれなんとかバスの10分前くらいに到着。予想以上に下山に時間がかかってしまった感じです。

定刻どおりにやって来たバスで凌雲閣に無事帰還。

お楽しみの温泉は凌雲閣で。お湯は見事な錆色で、いかにも温泉っぽい感じでした。上ホロ直下の大崩落地の大パノラマがどどーんと迫る露天風呂にも大満足。

二日間の素晴らしい縦走でした。

帰途に続く。


これまでのコメント

  1. たかや より:

    おお! 素晴らしい快晴! 我家は1日目がガス&暴風だったので、みなつりさんレポで景色を楽しんでおります。
    十勝岳~美瑛岳はホント雄大ですね。 私も同じように魅せられました。 と、同時に大雪山~トムラウシへの想いが募ります。 ところで、滑りのことも念頭に入ってるのがみなつりさんらしいっすね~(笑)  

    で、あの長い行程なのに13:00のバスに間に合うとは。 さすが。

    • ryo より:

      その後多忙になり、すっかり返信をほったらかしにしていました。

      こちらこそ、北海道ではいろいろとお世話になりました。旭岳から縦走してきた人達とすれ違うと、やっぱり美瑛岳から先の稜線に思いを馳せてしましますね。来年は旭岳から美瑛岳へ、通しで縦走したい気がフツフツとしています。まあ、どうなることやらですが…。

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