重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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伊吹山 2012年1月28日

降雪後の賞味期間が極めて短く、なかなかパウダーにありつけない伊吹山。この山、夏も冬も登ったことがありませんが、せっかくなら良い条件で滑ってやろうとタイミングを狙っていました。

最近重宝しているPowder Searchで見ると、26~27日にかけての大量降雪で、麓の米原や関ヶ原などでも30cm以上の積雪となっていました。これは降雪直後を当てるチャンスとばかりに、伊吹山に出掛けてみました。

GPS Log

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(赤: シール歩行、青: スキー滑走)

記録

日付2012年1月28日(土)
天気雪のち晴れ(山頂付近はガス)
ルート
  • 伊吹山登山口 225m 5:04
  • 一合目 415m 5:45
  • 六合目避難小屋 980m 8:39
  • 1本目ドロップポイント 1333m 10:24/10:51
  • 登り返し 1020m 11:30
  • 2本目ドロップポイント 1307m 13:25
  • 六合目避難小屋 980m 13:49
  • 一合目 415m 14:24
  • 伊吹山登山口 225m 14:39

雑記

登山口にやって来ると、でっかいボタン雪がすごい勢いでワサワサ降っていました。シャーベットが分厚く積もった極悪な路面のせいで、タイヤがスタックしかけて焦る場面もありましたが、なんとか三之宮神社前の駐車場に到着。

伊吹山登山口

伊吹山登山口には雪がドッサリ

あまりの大降りっぷりにモチベーションがイマイチ上がらないけれど、予定どおり5時過ぎに出発。今日は伊吹山滑走経験が豊富なたかやさんが一緖なので、初めての私としては頼もしい限り。

大抵は一合目まで板を担いで登山道を歩くことになるようですが、今日は登山口からいきなりシールで行けました。

登山口ではどうなることやらと心配していた雪質も、一合目まで来ると軽いパウダーに。こうなってくると上の斜面での滑りに期待できそう。ここからはスキー場跡のハイクアップ。いよいよ本格的なラッセルになりました。

ようやく夜が明けましたが、ガスって視界が非常に悪かったせいで、夏道よりも少し西側のルートで、三合目のホテル跡に登り上げてしまいました。このせいでホテル跡から少し下ることに。

あいかわらず視界は悪いまま登って行くと、六合目の避難小屋が突然出現。

ガスが晴れて視界が開けてきた

ガスが晴れて視界が開けてきた

六合目の少し上あたりで、急にガスが晴れて青空が広がり始めました。あ~でも、あんまり晴れすぎても困るんだよなぁ…。

ほぼ夏道に沿って山頂から一段下の平坦地に到着。

平坦な山頂部

平坦な山頂部

さて、山頂は一段上の高台で、祠が建っている場所だそうです。

しかし我々にとっては、登頂なんかより、雪がなるべく良い状態のうちに滑り出すことの方が、よっぽど重要なんです。

山頂はパスして、良さげなシュートへのドロップポイントを探りに少し西側へ。

1本目の滑走準備中

1本目の滑走準備中

滑走準備していると再びガスが濃くなってきました。しばらくガスが晴れるのを待ち、頃合いを見計らってドロップ!

腐れ雪をハデに飛ばして

腐れ雪をハデに飛ばして

いや~それにしても雪の腐るのが早いこと早いこと。ボロボロと雪の塊を吹き飛ばしながらの重パウダー滑走でした。

1本目のシュートを振り返る

1本目のシュートを振り返る

なかなか良いシュートです。

スプレー!

スプレー!

それでも部分的には雪が軽い場所もあって、十分楽しめました。

「当然おかわりするでしょ?」

「へっへっへ、そりゃもちろん…登り返しましょう!」

前もって打ち合わせたわけじゃないけれど、たかやさんも私も考えることは同じ。

1本目は六合目の避難小屋まで滑るつもりでしたが、またガスが濃くなって視界が悪くなったので、避難小屋の少し手前で登り返すことに。

我々のトレースをたどって後続の人達がすでに大勢登って来ていましたが、ほとんどツボ足登山者でした。それにしても、こんなに雪が深い日に、よくツボ足で登る気になるよなあ…と、妙なことに感心してみたり。スキーヤーやボーダーが少数派なのは、私にとっては意外でした。

とまあ、ほとんどツボ足登山者なので、トレースは凄まじいばかりの凸凹状態に。シールが滑りまくって登るのに苦労しました。

2本目は1本目よりもさらに西側からドロップすることに。どうやらガスが晴れるのを待つだけ時間の無駄っぽい雰囲気です。シビレを切らしてドロップ!

最初は横滑りで慎重に下りましたが、すぐに斜面の様子が見えるようになってきたので、一気にフォールラインへ。

視界が悪いのは残念ですが、1本目よりも深い吹き溜まりにも遭遇。まさかのオーバーヘッドもあり!

それにしても、「雪が腐るから晴れるな」とか言ったり、「景色が見えないと滑りが楽しくないからガス晴れろ」とか言ったり、我々山滑走連中ってワガママ勝手言いたい放題だよねえ…。

GPSで確認しつつ滑っていると、ぴったり六合目避難小屋で登りトレースと合流。その後もずっとまずまずの雪質だったので、三合目までスピードに乗って快調快調でした。

さて、往路のトレースどおりだと登り返しになるので、トイレ小屋から夏道沿いに滑ろうかと迷いました。けど、斜度が緩いのでどう考えても下りラッセルになりそう…。結局、往路のトレースをそのまま戻り、面倒でも登り返すことにしました。

伊吹高原ホテル跡

伊吹高原ホテル跡

ホテル跡から山を振り返ると…

山を振り返って見上げる

山を振り返って見上げる

エェ~、ガスが晴れてきてるじゃん!なんとまあタイミングの悪いこと…。

里を見下ろしてスキー場跡を滑走

里を見下ろしてスキー場跡を滑走

スキー場下部はさすがにかなり雪が腐っていましたが、一合目まで滑走自体は十分楽しめたので満足満足。ロッカーのファットスキーが悪雪に強いことを改めて実感しました。

一合目

一合目

で…よせば良いのに、私はそのままゴンドラ跡の切り開きをスキーのまま下りましたが、下部は凶悪なばかりの腐りっぷりで足が疲れた~。結局、素直に板を外して登山道を下ったたかやさんと、ほとんど所要時間は同じでした。

てな感じで、メインディッシュを頂く時がガスガスだったことを、たかやさんはかなり悔しがっていましたが、伊吹山としては好条件を巧く当てることができたと思うので、私自身はかなり満足。他にも美味しそうな斜面がありそうですし、また降雪直後のチャンスを狙って来たい山です。


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