重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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荒島岳 2012年1月29日

昨日滑った伊吹山にパウダーをもたらした強烈な寒気は、日本海側にも大量の雪を落としたようです。

「福井市で40cmもの積雪になった」というニュースを耳にして、「あ~、福井県の山も良さそうだね」と思い付きました。ちょうど良い機会なので、以前からそのうちに…と思っていた荒島岳に行ってみることに。

GPS Log

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(赤: シール歩行、青: スキー滑走)

記録

日付2012年1月29日(日)
天気晴れ
ルート
  • 「仏御前の滝」案内板 345m 5:34
  • 荒島岳 1524m 10:50
  • 橋架谷ドロップポイント 1400m 11:24
  • 登り返し開始 1080m 11:29/11:50
  • 登り返し終了 1360m 13:19
  • 「仏御前の滝」案内板 345m 13:55

雑記

昨日の伊吹山と同じく、荒島岳に訪れるのは初めて。初めての山、初めてのルートって、緊張半分ワクワク半分。

勝原スキー場跡からのルートにしようかとも迷いましたが、コンディションが良ければ橋架谷を滑りたかったので、北東に延びる毛尻尾根を登るルートに決定。

国道158号線の「仏御前の滝」案内板のすぐ近くに、ちょうどうまく駐車スペースがありました。昨日は入山者がいたようで、トレースがバッチリ付いていました。ありがたい、今日は楽できそうです。

夜明け前は冷え込みのせいか雪がちらついていましたが、東の空から太陽が昇る頃には快晴になりました。今日はピーカンパウダーの日になるかな?楽しみです。

はるか遠くに白山が

毛尻尾根の途中で振り返ると、はるか遠くに白山が見えた。

振り返ると白山が見えました。文字どおり真っ白な姿。

登路の毛尻尾根の左手には、良い感じの疎林シュートがあって、昨日のパーティもここを滑ったようです。私も帰りにここを滑るのが楽しみ。

尾根を上がると次第に西風が強くなり、風に叩かれた斜面では昨日のトレースがほとんど消えかけていました。

細尾根

細尾根

標高約1050mで下りシュプールと合流し、これからは細尾根の上をたどります。

荒島岳とお目当てのシュート

荒島岳が見えてきた。お目当ては右側のまっすぐ落ちている面ツルシュート。

1410mピーク(通称「小鍋」というらしい)の直下に来ると、いよいよ荒島岳の姿がどどーんと目の前に。

さて、今日はどう楽しもうか…。

荒島岳までの単純な往復だと、風に叩かれて硬い稜線を滑るだけになって面白くない。

ちょうど、真西の方向を見ると…、橋架谷の源頭部にナイスな面ツルシュートがあるじゃないの!

で、橋架谷を見下ろすと…登り返せば元のルートに戻れることが判りました。んじゃまあ、今日はあの面ツルを滑ってから登路に戻るルートにするべ。

稜線の雪庇

稜線の雪庇

稜線に近づくにつれて風はいよいよ強くなってきました…寒い~。稜線の南側には巨大な雪庇が張り出しているので、用心のため北側をトラバースして荒島岳山頂に到着。

山頂から直接ドロップできないか、下の様子を伺ってみましたが…風に叩かれてカリカリで危険な感じ。やっぱりさきほど目を付けていたシュートを滑ることにします。

せっかくの山頂なので景色を楽しみましょう。

小荒島岳とその向こうには大野市街地

小荒島岳とその向こうには大野市街地

雪山の姿が美しいのはもちろん言うまでもないけれど、真っ白に雪化粧した里ってのも、なかなか絵になるもんですね。

滑走モードに入って、まずは稜線沿いに北側へ。

雪庇のない小コルからドロップすることにします。さて、コルからシュートの状態を探ってみます。東向きなので、朝日に照らされて若干重くなっているようですが、まずまずな感じ。むしろ適度に締まっているので板がよく走りそうです。

んじゃあ、行きますか。

予想どおり、スプレーが上がるほどのパウダーじゃないけれど、良い感じの締まり雪で、ターンが気持ち良く切れてなかなかでした。日当たりが悪い下部にはパウダーが溜まっていて、これまた快感。

橋架谷

橋架谷

あまり下まで滑っても登り返しがキツいので、標高1100m弱で滑走終了にしておきます。

登り返す途中で振り返り、さっきの面ツルシュートに刻んだ自分のシュプールを眺めて御満悦。

シュプール

面ツル斜面にシュプール

…ま、完全に自己満足の世界なんですけど。

んん~、でも改めて見ると、なんか心の迷いが現われたようなシュプールだねえ…。せっかくの白いキャンバスなんだから、もうちょっと綺麗に描きたかった。

本当は1250m程度まで登れば十分だったのですが、100mほど余計に登り過ぎて小鍋の直下まで来てしまいました。さあ、あとはもう来た道を戻るだけ。

細尾根を通過して標高約1050mから下は、本日のお楽しみ第二弾、疎林のシュートです。

疎林シュートを見下ろす

疎林シュートを見下ろす

さすがに朝よりはちょっと重くなっていましたが、方角的にほとんど日が当たることがないので、シュートの底には吹き溜まったパウダーがきっちり保存されていました。上部は斜度が30度以上あって、スライドターンでスプレーを上げながら落ちていくと、めちゃくちゃ楽しい!

国道横の「仏御前の滝」案内板

国道横の「仏御前の滝」案内板

ゴールまでほぼ全部パウダーのままでした。思いがけず快晴の空の下、パウダーが楽しめて大満足。

今日のルート選択、なかなか上出来だったと思います。

橋架谷については、もっと下まで滑ってから毛尻尾根に登り返すことも可能みたいです。でも、これ以上滑っても狭くて快適ではなかっただろうし、下部は沢が割れていたかもしれません。

結果的には、今回は橋架谷の最も美味しい部分を滑ったり、橋架谷下部よりよっぽど快適と思われる疎林シュートも滑ったりと、良いトコ取りでお得感の高いルート取りができたんじゃないでしょうか。

荒島岳は他にも良いラインが引けそうなので、またドッサリ積もったタイミングに再訪してみたいところです。


これまでのコメント

  1. maoyuki より:

    みなつりさん こんばんは
    行ったね、荒島。
    迷い?・・・右股滑降が・・・初めてにしては出来過ぎじゃん。
    大野盆地は綺麗だったでしょう。
    うーん 久々に行ってみたいな。
    ではまた。

    • ryo より:

      maoyuki さん、

      いやー、ほんとはシュプールを真っ直ぐ縦に刻みたかったんですが、滑る斜面を探して左右にブレているのが、心の迷いの現われってところです。まだまだ修行が足りませんなあ。

      真っ白な大野盆地はすごく綺麗でしたよ。里の景色を見てオオー!と思うことはあまりないけれど、今回はそのレアケースでした。

      ではでは、また。

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