重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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富士山 北面 2012年4月21日

富士山といえば、5月以降に登った経験しかこれまでありません。斜面がカリカリに凍り付いてどうにも恐ろしそうな先入観があり、4月の富士山行きにはあまり気乗りしなかったのが本音のところ。

とはいえ、GWの本チャン前の高地順応としてなるべく高い場所に身を置くとなると、やっぱり富士山に行っておきたい。

前日から降り続いた雨が上がった直後だったので、スバルラインが開通するか心配でした。が、実際には6時の営業開始から五合目まで無事全線開通。結果的には運良く穏やかな晴天に恵まれ、恐い思いをすることもなく登頂できました。

GPS Log

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(橙: 歩行、青: 滑走)

記録

日付2012年4月21日(土)
天気快晴
ルート
  • 吉田口五合目 2304m 7:23
  • 吉田口山頂・久須志神社 3715m 13:19/13:47
  • 吉田大沢エントリーポイント 3710m 13:51/14:12
  • 吉田口五合目 2304m 14:50

雑記

これまで午前9時だったスバルラインの営業開始が、4月20日からは午前6時になり、かなりアプローチしやすくなりました。

富士吉田の市街地は霧に煙っていましたが、スバルラインをぐいぐい登ると、四合目あたりで雲海から飛び出ました。五合目では青空が広がり、朝日に輝いた富士山がとても綺麗。

雪がまだ残る吉田口五合目

雪がまだ残る吉田口五合目

6月頃と較べると登山者の数は少ないものの、五合目駐車場では何人か出発準備していました。見渡したところスキーヤーは私一人だけ。

さすが4月だけあって残雪は多く、水平道に入るとすぐに雪上を歩くことになりました。

雪に埋もれた落石よけ

雪に埋もれた落石よけ

いつも6月なら通り抜ける落石よけも、見てのとおり雪に埋もれています。手前に先行の方のトレースがあったので有り難く拝借します。

吉田大沢を見上げる

吉田大沢を見上げる

先頭のパーティは佐藤小屋に前泊していたようです。

やっぱり標高の高いところでは、昨日の雨は雪になっていたんだな。吉田大沢は新雪で綺麗にお色直ししています。

けっこう潜ります

けっこう潜ります

先行の方々は苦労したんじゃないかな、ツボ足だと予想以上に潜ります。

最後の登りがツラい

最後の登りがツラい

いつも苦しい残り標高差200m…、今日もペースがガタ落ち。

吉田口山頂に到着

吉田口山頂・久須志神社に到着

で、結局きっちり6時間で山頂の久須志神社に到着。もう少しハイペースで登りたいところだなぁ。

先頭パーティは八合目あたりで折り返して下山していたし、追い抜いた他の方々も一向に登ってくる気配がないので、どうやら今日登頂したのは私一人だけのようです。

さて、今日の本来の目的は高地順応ですから、ここに少なくとも1時間は滞在することにします。景色を眺めたり、吉田大沢のエントリポイントを偵察していたりしたら、1時間くらいすぐに過ぎてしまいました。

お鉢の周りのパノラマ

お鉢の周りのパノラマ

んじゃあ、下山するとしますか。

今日はもう疲れて白山岳まで登る気にはならず、コルから吉田大沢に直接エントリーします。

コルの直下はなかなか良かったんですが、さらに下るとウィンドパックされた表面が凸凹になっていて、ちょっと辛い雪になりました。

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途中から行動目的を北面偵察に変更したので、ヘツるような滑りが多くなっちゃいました。

去年滑れなかった小御岳流しへのエントリーポイントに来て、しばし思案。

でも、小御岳流しの片斜面っぽい様子を見て、やっぱり止めておこうという気分になり、北面の一枚バーンを滑ることに変更。ところがこの一枚バーン、ウィンドパックが酷かったり、モナカっぽかったりで、さらにしょっぱい滑りになりました。キツ~。

この辺で滑走終了

この辺で滑走終了

それでも下部はよく緩んでいて気持ち良く滑れました。ま、それもあっという間で、すぐに樹林帯に遮られましたが。

まだ雪を被った御中道

まだ雪を被った御中道

密林の中を無理やりスキーのまま苦労して抜けて御中道へ。もっとも、ここは素直に板を外して歩けば、もっと速く楽に抜けられたんですけどね。

赤がだいたい滑ったルート、緑が小御岳流し

赤がだいたい滑ったルート、緑が小御岳流し

御中道の上でスキーを漕いで少し行けば、観光客でごった返した五合目に到着。最近、以前にも増して中国語をよく耳にするようになった気がします。そして、毎度毎度のごとく「え?スキー?」という衆目に晒されながら車に帰還。これにはもう慣れっこですけど。

改めて下から滑った斜面を見ると、遠くからでも凸凹なのが判りますね。一方、小御岳流しは風の影響を受けなかったようで綺麗な面ツルに見えるので、やっぱり小御岳流しを滑っておけば良かったなぁ…と後悔。ま、それはまた別の機会にでも。

ともあれ、短時間とはいえ650hPaの空間に身体を置くことができたのでヨシとしましょう。あとは、これが本チャンで有効に働くことを願うだけ。


これまでのコメント

  1. ひろし より:

    吉田口とても参考になりました。いつも反対側(富士宮口)で遊んでます。

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