重力に戯れる愉しみ

最近はフリークライミングばっかり。

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焼山 東面 2013年4月14日

焼山北面台地テント泊、二日目。初めての焼山東面へ。

GPS Log

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(橙: 歩行、赤: シール歩行、青: スキー滑走)

記録

日付2013年4月14日(日)
天気快晴のち曇り
ルート
  • 幕営地 1250m 6:33
  • 火打山北西ルート分岐 1650m 8:03/8:25
  • 胴抜キレット 2045m 9:58/10:27
  • 焼山 2400m 12:04/12:30
  • 火打山北西ルート分岐 1650m 13:33
  • 幕営地 1250m 14:28/15:26
  • 笹倉温泉・龍雲荘 460m 17:21

雑記

未明頃からテントがユッサユッサと揺さぶられるように。そういえば南風が強くなる予報だったっけ(後の事件の伏線その2)。

だらだら準備してようやく6時半頃に出発。

賽の河原の底へ下る

賽の河原の底へ下る

出発が遅れた分、既に雪が緩んでいたので、賽の河原は危ういクライムダウンをすることなく、スキーを履いたままで渡れました。

溝と溝の間の台地上を行く

溝と溝の間の台地上を行く

我々より先行で火打山方面へ向かった人達のトレースが、台地上に薄っすら残っていました。我々は真っ直ぐ胴抜キレットを目指します。

正面の斜面が実に美味しそう。「あれを滑るのが楽しみだねえ」なんて、この頃は思っていたのですが…。

最後はちょっとヤバいトラバースをこなして胴抜キレットに到着。今回の我々のルートではなく、切戸から直接落ちる沢筋の中の方が、楽に行けるはずです。

もうシールでは無理なので、胴抜キレットでアイゼンに変更。

火打山を背に登る

火打山を背に登る

いや~それにしてもキツい登り。

あとちょっとで山頂だ~!と喜んでいたら、山頂から4名様が滑って来ちゃった…。が~ん、ファースト取られた orz

ようやく焼山登頂

ようやく焼山登頂

ようやく焼山に登頂。

するともう一組がまさに東面へドロップしようと準備中でした。みんな北面アプローチで効率良く登ってきたのか~。

手間を掛けて東面を登って来た我々が、結果的にバカを見た格好になっちゃいました。でも、仮に東面の核心急斜面がカリカリに硬かったりしたら進退窮まるので、事前に滑走斜面を確認しておいた我々のやり方は、間違っていなかったと思いますよ。

東面へドロップ

東面へドロップ

さて、気温は高いけれど強風のせいで鼻水が出るほどの寒さ。ドロップしましょう。

東面の広大斜面

東面の広大斜面

ちょっと荒れた重雪ですが、大きなターンで予想以上に楽しめました。

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さて、胴抜キレットのすぐ上にある核心の急斜面を、ノールの上から覗きこむと…先行グループが落としたスラフで一面デブリだらけ…ダメだこりゃ orz

先行グループのシュプールは、キレットから沢筋へと延びています。ということは我々の往路ルートは綺麗なはず。

良い斜面なのに…ストップスノー

良い斜面なのに…ストップスノー

上部はまあまあ良かったのですが、登る途中でお目当てにしていた斜面は、残念ながら最強クラスのイタツカミ群生地と化していました orz

火打山ルート分岐で休憩

火打山ルート分岐で休憩

ああしんど。

溝の中を滑る

溝の中を滑る

往路で二度目に渡った溝の中へ、そのまま滑り込みました。ここも板が走らず苦労。

賽の河原

賽の河原

賽の河原を渡ればあと少しで幕営地。さ~いよいよテントの片付けだ…あれ、テントが見えない?

が~ん、テントが飛ばされちゃいました… orz

南風だったので、北側をかなり念入りに捜索したんですけどねえ…結局見つからず。夕方近いので捜索は打ち切りました。まあ、個人装備がほとんど無事だったは不幸中の幸いでした。

と、まあ最後はとんでもないアクシデントありでしたが、がっつり焼山で丸二日楽しめたことがなにより。滑りはちょっとショッパかったけれど、ロケーションそのものを楽しむことが醍醐味ですからね、焼山って。


これまでのコメント

  1. shin より:

    HOJI購入したんですか、セットバック無しでは板つかみ雪ではつらいですよね。急斜面使用なら安定していて切り返しが早く気持ち良いですけど、来期モデルを試乗しましたが、私は今年モデルのHOJIの方が相性がよいです。レネゲードはセミキャップになり扱いやすくなっていました。

    • ryo より:

      今シーズンは板を買う予定はなかったんですが、レネゲとの使い分けを考えると、来シーズンのHojiより今シーズンのHojiの方が良いかなあ…ってことで、シーズン末期に安くなったところで思わずポチってしまいました。

      いやー、リバースキャンバーで春のザク雪ってどうなの?って思ってましたが、Hojiってめちゃくちゃ扱いやすいですね。眼からウロコ。とりあえず、しばらくは推奨位置で滑ってみることにします。

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