重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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カチカチの三俣蓮華岳を越えて 2013年5月3日

にわかに風雪の強くなった前夜から一転、3日は朝から良い天気。ただし、予報どおりに強烈な冷え込みになり、GW後半ではこの日が寒さの底でした。

GPS Log

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(橙: 歩行、青: 滑走)

記録

日付2013年5月3日(金)
天気晴れのちときどき曇り
ルート
  • 双六小屋 2560m 9:03
  • 三俣蓮華岳 2840m 13:02
  • 五郎沢の幕営地 2280m 14:40

雑記

前夜にラジオで聞いた天気予報で、どうせ気温は低いことは判っていたので、ダラダラ朝の時間を過ごし、ものすご~くゆっくり出発することに。

雪に埋もれた双六冬期小屋、笠ヶ岳を遠望

雪に埋もれた双六冬期小屋、笠ヶ岳を遠望

小屋から外に出てみると、寒~い。もう太陽が高く上がっているのに、雪が緩む気配は全然なし。

双六小屋

双六小屋

ずっと居座っていてもしょうがないので、9時に双六冬期小屋を出発。初っ端からいきなり斜度のキツい登りなので、とてもシールは利きそうになく、アイゼンで行きます。

あ~ARV用にクトーを用意しておかなかったのは失敗だったなあ…。前半が低温だった今回の山行では、何度かそう思うハメになりました。

槍穂高

槍穂高

双六冬期小屋で一緒になった4人組は、双六カールを滑るつもりのようで、双六岳へと登っている様子。でも、こうも寒い双六カールはガリガリだろうなあ…。

黒部源流と鷲羽岳

黒部源流と鷲羽岳

双六岳を巻く夏道にほぼ沿って行きました。しかしまあ、中途半端にこんな時期に新雪が降ったせいで、モナカ雪になっていて、ズボズボ踏み抜いて歩きにくいこと。

モナカだったらシール歩行の方が効率的だろうと思うも、稜線に上がるとカチカチ。やっぱりアイゼンじゃなきゃダメだ~。なんかせっかくスキーを持って来ているのに、それを活用できないなんて、フラストレーション溜まりまくり。ぷんすか。

丸山から三俣蓮華岳の間の稜線は、ところどころアイゼンを突き刺すのに神経を尖らすほどの硬さ。これではとてもじゃないけどシール歩行なんて無理だわな。

雲がかかった薬師岳

雲がかかった薬師岳

三俣蓮華岳を過ぎると、あとは下る一方なので、スキー滑走に切り替えようか迷いました。

…が、やっぱり安全のためにアイゼンのまま下ることに。ホント、何しに来たんだかな~、滑りに来たはずなんだけど。ぷんすか。

黒部五郎カール

黒部五郎カール

黒部五郎小舎を見下ろす大斜面は、まずまず雪が緩んでいそうなので、幕営予定地まで滑走することに。クラストが引っ掛かって滑りにくい斜面でした。

テント設営

テント設営

当初は黒部五郎小舎の冬期小屋を使うことも考えましたが、翌日の五郎カール滑走の途中から長いトラバースになってしまい面白味も半減なので、やっぱりやめました。

黒部五郎小舎は素通りして少し下ると、やっと良い感じのザラメに。そのまま五郎沢の下部へ滑り、二俣の少し上の緩斜面を幕営地にしました。この場所なら翌日に五郎カールを滑った後、テント撤収してそのまま素直に五郎沢を下れます。

幕営地に選んだ場所はなかなか雰囲気が良く、日暮れまでウィスキーをちびちびやりながらノンビリ。また黒部源流に滑りに来る機会があれば、同じ場所に幕営するのも良いな。


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