重力に戯れる愉しみ

主にバックカントリースキーの備忘録を書いています

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滝谷 ドーム中央稜 2013年8月16日

前日のクラック尾根に引き続き、この日は滝谷ドーム中央稜で遊びました。

この日も朝から雲ひとつない快晴でした。5時15分に南稜のテント場を出発。

朝日を浴びる奥穂と涸沢岳

朝日を浴びる奥穂と涸沢岳

鎖場の直下で涸沢岳へと向かう縦走路から離れ、アプローチ路へ進入。踏み跡はバッチリ明瞭です。

縦走路を離れて取り付きへの踏み跡に進入

縦走路を離れて取り付きへの踏み跡に進入

早朝の滝谷側は完全に日影で、ヒンヤリと冷たく澄んだ空気。

大キレットの向こうに槍

大キレットの向こうに槍

朝の陰影ある景色は何度見ても素晴らしい。

20m余の懸垂下降

20m余の懸垂下降

踏み跡を忠実に辿ると懸垂支点に到着。ステンレスの立派なハンガーボルトを支点に懸垂下降。50mロープを折り返してギリギリ足りました。

懸垂下降後、登り返して取り付きへ

懸垂下降後、登り返して取り付きへ

写真正面のリッジへ上がり…

ドーム中央稜、1ピッチ目の取り付き

ドーム中央稜、1ピッチ目の取り付き

6時過ぎに中央稜の取り付きに到着。先行パーティがちょうど準備中でした。

前日のクラック尾根でフォローした2人が、この日は交代でリードすることにしました。

1ピッチ目核心のチムニー

1ピッチ目核心のチムニー

先行パーティが登り切ったところで我々も離陸。1ピッチ目(IV)核心のチムニーは思ったほどには苦労しませんでした。チムニーに入り込み過ぎずに登ると巧く処理できました。

ピッチを切ったのは狭いテラス…というより壁に挟まれたチョックストーンの上と言った方が正確かも。先行パーティの2人と、我々3人で所狭しでした。この後の全ピッチとも、先行パーティが離れるのを待ってから登ることになりました。我々の後にも2パーティほど続々やってきます。やっぱり人気ルートなんだなあ。

2ピッチ目下部

2ピッチ目下部

そして2ピッチ目(IV A0)。最初のフェイスはホールドだらけで簡単。

2ピッチ目核心のフェイス

2ピッチ目核心のフェイス

ところが後半のカンテ左側のフェイスは予想以上にツルツルで緊張。んで、一箇所だけRCCボルトを踏んじゃってA0…。たった一箇所とは言え、フリーで突破できなかったのはやっぱり残念 orz

2ピッチ目終了点でロープをつなぎ替え、後半の3ピッチは私がリードすることに。

3ピッチ目

3ピッチ目

3ピッチ目(I)は二足歩行ですが、一応確保ありで。

4ピッチ目を登る先行パーティ

4ピッチ目を登る先行パーティ

クラックをホールドにして登るツルツルスラブあり、チョックストーンの乗っ越しあり…と、お楽しみポイントが散らばっていて、個人的に最も楽しかったのが4ピッチ目(IV+)でした。

5ピッチ目を登る先行パーティ

5ピッチ目を登る先行パーティ

さて、最終の5ピッチ目(V)

凹角を真っ直ぐに登り、最後のハングを左から巻くとV級、右から巻くとIV級だそうな。

最終、5ピッチ目

最終、5ピッチ目の凹角

どんな感じか判らないけれど、とりあえずハング下まで行ってみましょう。

5ピッチ目、ハング下にて

5ピッチ目、ハング下にて

左側はそんなに難しそうでもないなあ…。よし行ってみるべ。

5ピッチ目、フォロワーのお二人

5ピッチ目、フォロワーのお二人

正直なところV級もあるかな…という気もしますが、完全に下がスパっと切れ落ちた高度感満点の核心一手があるので、それをもってV級としているのではないかと。ま、グレードはさておき、滝谷を真っ直ぐ見下ろす、爽快な場所を終了点とできて大満足の最終ピッチでした。

滝谷ドームから踏跡を下る

滝谷ドームから踏跡を下る

縦走路に戻ったところでアプローチシューズに履き替えました。

南稜テント場に帰還

南稜テント場に帰還

テントには11時頃に戻り、撤収後11:30に南稜のテント場から下山開始。

残雪多い涸沢カール

残雪多い涸沢カール

もともとこの日は涸沢で幕営予定でしたが、翌日の上高地までの歩きを楽にしたかったので、横尾まで一気に下りました。

横尾のテント場ではフライング気味に打ち上げパーティーで盛り上がったこと盛り上がったこと。なんせ、テントのすぐ横にビールの自販機があるんだもんね~そりゃあ飲んじゃうよw

翌17日の上高地までの道中も良い天気でした。河童橋からの穂高という絵に描いたような景色を見て、今回は気分最高で山行終了!盆休みが毎年こんな感じだったら良いのにね~。


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