GPS Log
(橙: 歩行、赤: シール歩行、青: スキー滑走)
記録
日付 | 2011年5月4日(水) |
天気 | 晴れときどき曇り |
ルート |
|
雑記
道の駅「いりひろせ」で夜を明かし、二分集落の除雪終了点へ。すでに車が数台到着していました。適当な場所にスペースを見つけて駐車。今日は6時半過ぎと、ゆっくりめの出発です。
道路上の雪面には、すでにツボ足とスキーのトレースがばっちり付いていました。所々ショートカットして、その名のとおり開放感のある平坦地、大平へ。このあたりって農場になっているようですね。大平はまだまだ雪に暑く覆われていました。
空は晴れ渡り、もうすでにかなり暑くなってきました。
谷筋に入れば樹林帯の中なので涼しくて快適でした。徐々に登り上げて長峰あたりからは、陽に炙られ汗を流しながら、緩やかな尾根上のダラダラ登りでした。
わずかに下って最低鞍部の保久礼小屋に到着。中には入らなかったけれど、ボロっちい外観でした。
ここまでは長いアプローチでした。鞍部からは樹林帯の急登となり、いよいよ本編の始まりというわけです。
三角屋根のキビタキ避難小屋を過ぎ、樹林帯を超えたたあたりで、だんだん日差しが雲に隠れるようになり、風も吹き始めて寒くなってきました。
右手のカールを横目に「ここを滑ると楽しそうだなあ」と思いながらもうひと頑張り。
大岳の山頂に到着。今日のルートはたいした標高差じゃないけれど、なんだか最後は疲れてヘロヘロでした。
守門岳本峰はちょっと雲を被っていました。
聞けば、このあたりは東洋一の雪庇ができるのだとか。中津又岳を見ると…
凄い雪庇が伸びています。厚さ何メートルあるんだろう。
時間はまだ早いし、このまま往路を戻るだけではもったい。中津又岳を見ると、南西側にナイスな斜面があるので、あれも滑っておくかな。
シールを付けたまま稜線伝いに中津又岳を目指します。雪庇崩落が怖いので、なるべく西側を通過するようにしました。
中津又岳には10分とかからず到着。山頂標がちょっとだけ顔を覗かせていました。
雲が厚かった空も、すっきり晴れ渡ってきました。
シールを外してお楽しみの南西斜面滑走です。沢底まで標高差にして100m程度しかありませんが、斜度もそこそこ急で今日一番楽しめた一本でした。
大岳に登り返してから、先ほどのシュプールを眺めて自己満足。
大岳の山頂には他に数人のスキーヤーがいてお話を。みなさん、私とほぼ同時に西側斜面へドロップしました。
さあ、広い斜面を豪快に滑るぞ~と意気込むも…ストップ雪で全然スピードが上がりません。上部の緩斜面はほぼ直滑降でした。
登りながら目をつけていた例のカールにも飛び込んでみました。とはいえ、あまり下の方まで深追いし過ぎると戻るのに苦労しそうなので、ほんの少し滑っただけですぐに往路の尾根に戻りました。ちなみに、山頂でご一緒した地元の方によると、時期がもっと早ければこのカールの下部まで滑りこみ、保久礼小屋まで登り返すというルート取りも可能だそうです。
大岳の山頂からほぼ同時にドロップしたテレマーカーさん。キビタキ避難小屋あたりで追い付いて来て、華麗な滑りを披露してくれました。
雪質は悪いものの保久礼小屋までは斜度があるので、まずまず楽しめました。
保久礼小屋の周辺は春らしい新緑の景色でした。
板を担いでツボ足でちょっと登り返し。再びスキーを履いた後はフリーヒールでのんびり漕いだり滑ったり。
沢筋の途中で往路から分岐するトレースを発見。「もしかしたら大平に迂回せず、ショートカットできる?」と期待して突き進んだものの、雪が消えた斜面のクライムダウンを強いられることになり、ちょっと失敗でした。このショートカットはもっと雪が多く早い時期であれば有効なのでしょう。
西川に架かる橋を渡ってから振り返ると、大岳の立派な姿が。
14時半前には二分の除雪終了点に戻りました。また機会があったら、守門岳本峰もあわせて訪れてみたいものです。
国道に戻る途中では、まだ早春の雰囲気を漂わせた麓の里から守門岳が見えました。
買出しのために小出まで出掛ける途中、神湯温泉倶楽部に立ち寄り入浴。今晩はまた道の駅で車中泊です。
コメントをどうぞ