記録
- 日付
- 2011年8月19日(金)
- 天気
- 晴れ
- ルート
- 十勝岳温泉・凌雲閣 1220m 8:16 ~ 上ホロ分岐 1490m 9:35/9:43 ~ 富良野岳分岐 1730m 11:05/11:14 ~ 富良野岳 1547m 11:51/13:06 ~ 富良野岳分岐 1730m 13:30 ~ 三峰山 1866m 14:38 ~ 上富良野岳 1893m 15:20 ~ 上ホロカメットク山 1920m 15:41/15:54~ 上ホロ避難小屋 1825m 16:08
雑記
道東でたかやさん夫妻にあらかじめバス情報を教わっていたおかげで、陵雲荘から白銀荘へのルートにすんなり決めることができました。これなら、車1台でも無理がない方法です。
上富良野の国道沿い駐車スペースで朝を迎えると、晴れ渡った空の向こうに十勝連峰のシルエットが綺麗に見えました。これなら行ける!と準備開始。
上富良野の市街地からの道道966号線は、いかにも北海道って感じの長い直線道路で、その周囲の牧草地の風景が楽しめる良いドライブルートでした。
十勝岳温泉・陵雲荘の駐車場に到着。準備していると、大型バスが何台も到着してワラワラと中学生らしき集団が降りてきました。マズったなあ…もう少し早め入山しておけば良かった。

三段山
出発してすぐ、左側に三段山が見えてきました。おー、ここがバックカントリーで有名な三段山ですか。いつか冬に来てみたいな。三段山への登山道は通行禁止になっていました。

荒々しく崩壊した沢
沢を横切ると、いよいよ富良野岳を目指して登ることに。
こちらは久し振りのテント装備で、全然ペースが上がりません。富良野岳の肩の分岐で、とうとう大集団に追いつかれてしまいました。

もうすぐ富良野岳の山頂
なんとか中学生の大集団に先行して富良野岳に登頂。でも、結局すぐに追い付いてきて山頂を占拠されてしまいましたが。
引率者の方が名調子で(ま、こういうの慣れてるんだろうなあ…)生徒たちに山の解説をしている様子は、傍から見ていてけっこう笑えました。
「あ、あそこに石川遼がいる!」なんて言いながら、原始ヶ原の湿原を指さしてみたり。
なるほどねえ…実際に見てみると本当にゴルフ場のコースみたいだ。
それから、「北海道で一番高い山はどこかな?」という質問には、生徒たちがことごとくデタラメな答えてみたりして…。君たち道産子なのに、誰も旭岳だってことを知らないのかい?まあ、山屋じゃなけりゃあ、そんなことに興味ないかもね。
それはそれとて、こう人混みに囲まれていたんじゃたまらないので、西側のピークに退避。

右側が喧騒の山頂
結局山頂が静かになるまで退避していたので、富良野岳の山頂ではずいぶん長居しちゃいました。ま、そのぶん良い眺めを十分に楽しめましたが。

田園風景を見下ろす
右側の四角い牧場のような土地は、上から眺めて印象的。

再び山頂
静かになった山頂に戻ってきました。もう十分景色は堪能したし、そろそろ先に進むことにしましょう。
縦走路へ向けて歩き始めます。
細かくアップダウンがある三峰山を通過して…

上富良野岳はもうすぐ
崩壊地に沿って歩けば上富良野岳に到着。いよいよ三角形で格好良い十勝岳が近付いてきました。
さらにちょっと下って登り返すと、上ホロカメットク山に到着。それにしても覚えにくい山名だこと。
山頂から見下ろした崩壊地はド迫力。これはスゴい。
上ホロの山頂にはガイドパーティの人達が先着していました。聞けばベルギー人のお客さん達を案内中で、私と同じく上ホロ避難小屋に泊まるとのこと。しかし、富士山ならまだしも、はるばるベルギーからこんな渋い山域を選んで来るなんて、驚くばかり。

上ホロ避難小屋までの下り
山頂から少し下って避難小屋に到着。富良野岳でダラダラ過ごしたこともあり、意外と遅い到着になっちゃいました。テント持参していましたが、早朝の撤収も面倒だし、スペースがまだあるなら…というこで、小屋泊りに変更。
水の確保に問題ないことは、たかやさんから情報入手済みでしたが、実際、雪田が残っていて、水には事欠きませんでした。上ホロを巻く登山道を少し下って左手に行くと、岩から清水が染み出している場所があり、ゴミの混じらない綺麗な水が取れました。

上ホロ避難小屋
担ぎ上げたサッポロ・クラシックと鍋でまったり夕食。
楽しみにしていた日没の景色は、完全にガスに覆われて見られず。残念でした。
結局この夜は他にも6人くらいのガイドパーティが泊まったので、小屋はほぼ満員に。到着が遅かった人達は、諦めてテントにするほどでした。
さて、明日の天気はどうなるか。
2日目の記録に続く。
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