GPS Log
(橙: 歩行、青: 滑走)
記録
日付 | 2012年4月21日(土) |
天気 | 快晴 |
ルート |
|
雑記
これまで午前9時だったスバルラインの営業開始が、4月20日からは午前6時になり、かなりアプローチしやすくなりました。
富士吉田の市街地は霧に煙っていましたが、スバルラインをぐいぐい登ると、四合目あたりで雲海から飛び出ました。五合目では青空が広がり、朝日に輝いた富士山がとても綺麗。
6月頃と較べると登山者の数は少ないものの、五合目駐車場では何人か出発準備していました。見渡したところスキーヤーは私一人だけ。
さすが4月だけあって残雪は多く、水平道に入るとすぐに雪上を歩くことになりました。
いつも6月なら通り抜ける落石よけも、見てのとおり雪に埋もれています。手前に先行の方のトレースがあったので有り難く拝借します。
先頭のパーティは佐藤小屋に前泊していたようです。
やっぱり標高の高いところでは、昨日の雨は雪になっていたんだな。吉田大沢は新雪で綺麗にお色直ししています。
先行の方々は苦労したんじゃないかな、ツボ足だと予想以上に潜ります。
いつも苦しい残り標高差200m…、今日もペースがガタ落ち。
で、結局きっちり6時間で山頂の久須志神社に到着。もう少しハイペースで登りたいところだなぁ。
先頭パーティは八合目あたりで折り返して下山していたし、追い抜いた他の方々も一向に登ってくる気配がないので、どうやら今日登頂したのは私一人だけのようです。
さて、今日の本来の目的は高地順応ですから、ここに少なくとも1時間は滞在することにします。景色を眺めたり、吉田大沢のエントリポイントを偵察していたりしたら、1時間くらいすぐに過ぎてしまいました。
んじゃあ、下山するとしますか。
今日はもう疲れて白山岳まで登る気にはならず、コルから吉田大沢に直接エントリーします。
コルの直下はなかなか良かったんですが、さらに下るとウィンドパックされた表面が凸凹になっていて、ちょっと辛い雪になりました。
[youtube id=”4FwkTwr79ws” width=”480″ height=”320″]
途中から行動目的を北面偵察に変更したので、ヘツるような滑りが多くなっちゃいました。
去年滑れなかった小御岳流しへのエントリーポイントに来て、しばし思案。
でも、小御岳流しの片斜面っぽい様子を見て、やっぱり止めておこうという気分になり、北面の一枚バーンを滑ることに変更。ところがこの一枚バーン、ウィンドパックが酷かったり、モナカっぽかったりで、さらにしょっぱい滑りになりました。キツ~。
それでも下部はよく緩んでいて気持ち良く滑れました。ま、それもあっという間で、すぐに樹林帯に遮られましたが。
密林の中を無理やりスキーのまま苦労して抜けて御中道へ。もっとも、ここは素直に板を外して歩けば、もっと速く楽に抜けられたんですけどね。
御中道の上でスキーを漕いで少し行けば、観光客でごった返した五合目に到着。最近、以前にも増して中国語をよく耳にするようになった気がします。そして、毎度毎度のごとく「え?スキー?」という衆目に晒されながら車に帰還。これにはもう慣れっこですけど。
改めて下から滑った斜面を見ると、遠くからでも凸凹なのが判りますね。一方、小御岳流しは風の影響を受けなかったようで綺麗な面ツルに見えるので、やっぱり小御岳流しを滑っておけば良かったなぁ…と後悔。ま、それはまた別の機会にでも。
ともあれ、短時間とはいえ650hPaの空間に身体を置くことができたのでヨシとしましょう。あとは、これが本チャンで有効に働くことを願うだけ。
吉田口とても参考になりました。いつも反対側(富士宮口)で遊んでます。