記録
日付 | 2012年8月17日(土) |
天気 | 晴れのちときどき雨 |
ルート |
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雑記
夜空に星が輝き晴れは確実だったので、頑張って早起きすることにしました。
ヘッドランプを点けて真っ暗なうちから黒部五郎小舎を出発。荷が軽いので良いペースで黒部五郎岳に登頂できました。
ほぼ登頂と同時に御来光でした。わお~山の端から登ってくるのを見るのは久し振りだなあ。
日の出直後、剱や立山は厚い雲に覆われていましたが、次第に姿を現してきました。
ここは槍穂高パノラマを見るのに好適。空には秋のような雲が漂っています。
北ノ俣岳や赤木平あたりの斜面、また滑りたいなあ。
東から射し込んだ朝日に照らされたカールは、神々しいばかりに輝いていました。山に登ったからこそ見られるものって、まさにこういう景色ですよね。
さて、山頂を後にしてカールへと下りますか。
槍までクッキリ見通せる最高の青空。
黒部五郎岳に来た目的のひとつ、それはカールの底でノンビリすること。ドリップコーヒーを飲みながらしばし贅沢な時間を過ごしました。
数年前の秋の縦走で黒部五郎岳に来た時には稜線ルートを通ったので、カールのルートは今回が始めて。実際に来てみるとこのカールって、ほんとに雰囲気の良いロケーションなんですね。予想以上でした。
ゴロゴロ転がっている巨大な花崗岩でボルダリングの真似事をしてみたりするうちに、あっという間に1時間過ぎてしまいました。このカールで丸一日ゆったり過ごすというのも良さそう。そのうちやってみるかな。
で、黒部五郎小舎に戻ってテントを撤収。
やっぱりこの小屋は良い場所だな~。ぜひまた来よう。
また重荷を背負って三俣蓮華岳へと登ります。
途中にちょっとしたお花畑があったので、撮影タイム。
花の名前を全然覚えようとせず、その程度にしか花に興味のない私だけど、このハクサンイチゲはなぜか好きなんです。
次第に稜線まで雲が上ってきて、ちょっと怪しげな空模様に。三俣蓮華岳の山頂に到着すると同時に、とうとう雨が降り始めました。
その後夕方まで、ザーッと降っては止むのを繰り返しました。どうもこの連休は寒気の抜けが悪く、晴れても大気が不安定で困ったものです。
もはや景色も楽しめないので、双六岳の山頂には寄らず、中道でショートカットしました。
双六小屋へと下っている時のこと、本当に偶然ですがGWにシャスタに一緒に行ったTMDさんとすれ違うことになり、お互いビックリしました。これから赤牛岳を経て読売新道へと行くとのこと。狭い登山道の上で立ち止まって前後の人達に迷惑をかけてはいけないので、残念ながら挨拶した程度でお別れしましたが。
双六小屋に到着。やっぱりここのキャンプサイトは混んでいるなあ。
日没時に樅沢岳に登って、朱く染まった槍ヶ岳を見られれば…とちょっと期待しましたが、残念ながら雲に覆われて展望なし。
明日はいよいよ下山日です。
こんにちは
盆休の山籠りは雨天が多くて、チョット残念だったんですね。
でも黒部五郎ガールがバッチリでよかったですね。
あそこは素晴らしい! 私も一回しか行ってませんが、
30年前の夏、立山からの縦走で真っ暗になり
黒部五郎小屋に辿りつけず、カール底でビバークしました。
そして翌朝を迎えてのモルゲンロート。これが素晴らしかった。
ところが見いっていたらパトロール員がやってきて
ここは幕営禁止地です・・・とガミガミ言われたなあ。
でもあの時あの場所には
忘れられない感動的な場面がありましたね。
今でも怒られても良かったと思ってます。
こんにちは、
雲ノ平大好きな私としては、今回の山行で雲ノ平を思いっきり満喫するつもりでした。雨続きでダメダメでしたけど…。
でも振り返ってみると、黒部五郎カールの方が雲ノ平よりずっと良い場所のように思えました。あそこでビバークしたことがあるなんて、ホントうらやましいです。公式にキャンプサイトとして整備してくれたら嬉しいな…まあ無理でしょうけど。