GPS Log
(橙: 歩行、赤: シール歩行、青: スキー滑走)
記録
日付 | 2013年3月16日(土) |
天気 | 快晴 |
ルート |
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雑記
テントから中妻沢の出合はすぐでした。どうやら前日は2人ほど中妻沢を滑ったようです。
佐渡山南のコルから乙妻北東斜面の出合へダイレクトに滑り込むルートが、今回初めて判りました。なるほど、右岸側の小尾根を下った所なのね。しっかりしたスノーブリッジがあり、実際にそのルートを通った前日のものらしきトレースが残っていました。
乙妻北東斜面への登りに差し掛かるころ、斜面に朝日が当たり始めました。
斜面が急になる前の平坦地で休憩。振り返ると妙高山と黒姫山の姿が。
前日よりは気温高めの予報でしたが期待ほどには上がらず、しかも方角からしてなかなか雪が緩んでくれません。結局北東斜面は登り切るまでずっとカチカチで苦労しました。クトーを持って来なかったことを後悔。最後は潔くアイゼン歩行に切り替えました。
乙妻と中妻の間のコルに到着。9時を過ぎていてこうもカチカチじゃあ、この後さらに待っても望みなしなので、乙妻北東斜面を滑るのは断念。
となると、時間に余裕ができました。山頂を踏むことにこだわらない我々ですが、コルに板と荷物をデポして乙妻の山頂へ往復することに。
思ったよりも乙妻の山頂まで遠いんだな~。
乙妻の山頂からは素晴らしい景色。滑り的にはちょっと残念なコンディションでも、快晴の雪山登山に来たのだと思えばそれだけで十分楽しめますよね。
久しぶりに乙妻北東斜面を滑りたかったけれど、今回はお預け。また次回の楽しみにとっておきます。
コルに戻って中妻山へひと登り。中妻山から滑りこむ中妻沢は日当たりが良いので緩んだザラメが期待できそう。
では、中妻山のてっぺんからドロップ!
なるべく南向きの斜面を拾って滑るようにしました。ちょっと硬い部分もありましたが、ほぼほぼ快適ザラメを堪能。
中妻沢上部は広い一枚バーン。予想以上に斜度がありました。滑りの爽快さで言えば、乙妻北東斜面よりこちらの方が上だと思います。もっとも、南向きなので好条件でパウダーをゲットするのは難しそうですが。
下部で一度デブリを横切る所がありましたが、概ね順調に最下部まで滑走できました。ただし、南向き斜面である左岸には全層雪崩の兆候が至る所にあったので、もう中妻沢はそろそろ賞味期限切れでしょう。
最下部はズルズルに緩んだザラメでしたが、イタツカミさんに遭遇することもなく中妻沢滑走終了。楽しかった!
乙妻北東斜面を諦めたのは残念でしたが、その分幕営地に早く戻れました。
私はこの日のうちに戸隠大橋へ単独下山するのでテントを撤収。片付けしつつコーヒーをノンビリ飲んだ後、もう一泊するたかやさんとお別れしました。ではではお先に~。
佐渡山南のコルへと登る途中で振り返ると、中妻沢源頭部に刻んだ我々のシュプールが見えました。楽しい二日間だったな、また来よう。
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