GPS Log
(橙: 歩行、赤: シール歩行、青: スキー滑走)
記録
日付 | 2015年3月28日(土) |
天気 | 曇のち快晴 |
ルート |
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雑記
ひときわ目を引くステキな斜面があるのに、南東向きだから粉を狙うにはイマイチ条件が悪い。厳冬期に私の足が野伏ヶ岳にあまり向かないのは、それが理由のような気がします。そして、その南東斜面はザラメ化した残雪期に滑ってみたい、と以前から思っていました。
今回は珍しく早朝に自宅発。7時前に白山中居神社の駐車場に着くと満車寸前でビックリ。人多すぎ。
これまで登り下りともに和田山牧場跡を経由するルートしか経験なかったのですが、このルートは下山時も平坦な牧場跡でシールを貼ってペタペタ歩くことになり、どうにも面倒くさい。
面倒を解消すべく、今回はひとつお題を設定してみました。それは登り返さず下山するルートを探ること。牧場跡南端にあるポコの南面をヘツると上手くいくんじゃないかと予想。
林道の途中でトレースを離れ、ポコの南面にルートを探ってみましたが、ダイレクト尾根へ取り付く寸前の地形が少し複雑で、登り一辺倒の素直なトレースが付けられませんでした。う~ん、復路に滑りだけで下山するのは、無理っぽいかも。
気温がぐんぐん上昇。ダイレクト尾根を登り始めた頃には、すっかりグズグズの湿雪になってきました。
小白山の北東面は美味しそうな斜面ですなあ。来シーズンはパウダー狙いで行きたい。
中央ルンゼの源頭部、左右の尾根が合わさるジャンクションポイントには雪庇があり、そこだけはいったんスキーを外して、よっこらせ!と身体を引き上げました。
で、3時間ちょっとで登頂。ラッセルがないと速いな~。
そういえば、晴天の野伏ヶ岳って初めてだなあ。過去は降雪中や曇りばかりでした。ここの山頂って、白山を眺めるには最高の展望ポイントなのだと再認識。
さて、広大な南東斜面ですが、かなり稜線に近い高所までスノーモービルのトラックで荒らされていました。ちょっと興ざめしちゃうな。
先日の降雪のせいで所々スラフが出ています。なるべく綺麗な斜面をと斜面を観察しつつ思案。
稜線伝いに少し小白山側へ移動した所から落とすか…、いやいや、やっぱり少しジャンクションピーク側に戻ってから落とすことにしました。
雪庇の切れ目から南東斜面にドロップ。
で、やっぱりデロデロの湿雪でした。巨大デンデン虫が背後から私にアタックしてくるし、イタツカミさんは群生しているし、まいった。それでも、中間部より下はまあまあ楽しめましたが。
最初は小白山側に登り返してもう一本のつもりでしたが、雪の悪さですっかりテンションダウン。もうとっとと下山します。
ダイレクト尾根の末端からは、ほぼ往路沿いに下山。残念ながら途中で板を外して標高差10mほど歩いて登らざるを得なかったので、結果として今回の「お題」は失敗に終わりました。むむ~惜しい、もうひと工夫で成功しそうな気はするんだけどなあ。
帰宅したら、先日一緒に皈雲山に行った tutty さんから「今日、野伏に入ってる?」って連絡が入ってビックリ。山中のどこかですれ違った記憶はないけど…と返すと、駐車場で私の車を見て判ったそうな。お会いできず残念でした。みんな同じようなことを考えるのね~、笑っちゃった。
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