GPS Log
(橙: 歩行、赤: シール歩行、青: スキー滑走)
記録
日付 | 2013年4月26日(日) |
天気 | 快晴 |
ルート |
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雑記
道路の除雪が焼山橋まで完了していなかったので、車は龍雲荘に置きました。
焼山橋を渡ると、林道にはしっかり雪が付いていて、その後ずっとシールで行けました。まだ薄暗く雪が硬い時間なので、九十九折をショートカットするところではクトーが大活躍。
アマナ平にはテントが一張。
火打山を見上げると、山頂や稜線付近の雪の少なさに驚きました。これじゃあ北西ルンゼを滑るのはもう無理だなあ…。標高が低い所の雪は多いのに稜線付近は少ないという傾向は、よそのエリアでも同様のようで、どうも今年は早めの板納めを余儀なくされそうな予感がします。
北面台地の末端に登り上げると、例のテント飛ばされ事件の現場に到着。あのエスパース君、どこに行っちゃったんだろう…しみじみ。
焼山の北面中央ルンゼも雪が切れているので、NGですなあ。
雪面には縦溝が走っているけど、まだそんなに酷くないレベル。
賽の河原がちゃんと渡れるか気掛かりでしたが、うまい具合に雪付きの良い場所がありました。
今回、2本めの溝は上流側で渡りました。
北面台地にテントを張って、私より少し先行していた2人組は、この後火打山方面へ。焼山東面を目指すのはどうやら私だけのよう。
2年前は胴抜キレットの手前にある片斜面で結構際どいトラバースになりましたが、今回は片斜面の傾斜が緩やかで楽に通過できました。キレットから北側に落ちる谷にタンマリ雪が残っているからでしょうね。山頂付近の雪の少なさとは対照的。
キレットに到着して大休止。ここからは急斜面なのでアイゼン、ピッケルに変更。
キレット側からはよく見えなかったのですが、東面を少し登ってみると、所々グライドクラックが発生していることが判明。斜度がキツいスキーヤーズレフト側(50度近い部分もあるらしい)ほど多く発生していました。そろそろ全層雪崩が出るという黄色信号。
今回は2度目だし、登路は楽な北面にしようかと考えたこともあったけれど、やっぱり苦労してでも滑走ルートを登りながら観察するのは大事ですよ。思いっ切り滑っていて、いきなりクラックにドボン!なんて考えただけで恐ろしいもんね。
そんなわけで、今シーズンの焼山東面はもう賞味期限ギリギリってところです。
中間部を過ぎて斜度が緩くなると、ようやく山頂が見えてるようになるけれど、まだまだそこからも長いんだなあ。
で、なんとか9時間かからずに登頂。6年前に初めて焼山に来た時は北面ルートで約8時間だったはずだから、まあ退化はしていないかなあ…?進化もしていないけれどw
それにしても、山頂部は本当に雪が少ない…。山頂からその下にある旧火口まで、岩が完全に露出しています。
東面側は辛うじて山頂の一段下まで雪が繋がっているので、いちおうピークからの滑走が可能。ということで、ドロップ!
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狙いどおりに全山すっかりザラメ化していますが、この日は気温が上がり過ぎて、山頂直下も緩み過ぎなくらい雪が緩んでいました。ターンのたびに足への負荷が大きく、ターンをあまり長く続けられないのが、ちょいと残念。それでもセンター100mmのファット板のおかげで、まずまず快適に滑れました。
縦溝がなるべく少ない斜面を拾いながら滑り、一気に火打山ルートとの分岐点へ。ま、この日は大当たりじゃないけど、十分当たりレベルだったと言って良いでしょう。
階段登りする必要はあったものの、結局下山時も2本の賽の河原は板を外さずに渡ることができました。もっと雪付きが良い時期だったら、ルートを工夫すればほぼ完全に滑走だけで下山できるかも…。
アマナ平から下はひたすら修行でした。だって、板が全然走らないんだもん orz
北面ルートには大勢入山したようで、この時間帯には下山中の方々が大勢いましたが、皆さん非常に苦労していました。
焼山橋で板を外して、ソールを見て納得。樹液みたいなものがベットリこびり付いていました。これじゃあ滑らないわけだ。
駐車のお礼も兼ねて龍雲荘で汗を流してスッキリ。どうでもいいけど、体重計に乗ったらほとんど減ってませんでした。なんで?
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