GPS Log
(赤: シール登高、青: スキー滑走)
- 日付: 2010年2月14日(日)
- ルート: 北小谷の来馬 ~ 横前倉山(往復)
- スキー: 4FRNT CRJ
- バインディング: TLT Vertical ST
- ブーツ: Garmont Radium
4:20 来馬の除雪終了点を出発
北小谷の道の駅で仮眠し、除雪終了点に車を移動しました。まだ暗いうちの出発です。
新しめのトレースがばっちりあります。まさか今日私より先の入山者がいるとは思えないので、たぶん前日のものでしょう。ありがたく拝借です。とはいえ完全にトレースどおりには行かず、1月の下見経験を生かして林道を自分なりに効率よくショートカットできるようルートを選びました。
南俣沢に架かる橋で小休止しました。1月はここまででした。そろそろ空も明るくなってきました。
さて、これからどう行くかですが・・・先行トレースは林道沿いではなく南俣沢の左岸に続いています。とりあえずトレースどおりに行くことにしました。
あまり忠実にトレースどおりに登って行くと・・・失敗でした。林道のある台地に登り上げる最後のところで、とんでもない急斜面にぶちあたり、しかたなくスキーを外してクライムアップするはめに。もうちょっと手前のジグを切って登れるくらいの斜面を行くべきでしたね。
横前倉山の北東斜面下部は深い溝が何本も走っていて、結構ルートファインディングが難しいものとして知られているようです。先行のトレースにあまり頼りすぎず、自分でもしっかり地形を観察するようにしました。結果としては大きく外れることはなかったのですが、目指す真ん中の細尾根には最初から入り込むことができず、溝を一本横切って途中から細尾根に合流することになってしまいました。やれやれ、まだまだ修行が足りません。
先行トレースもこの細尾根の上を進んでいました。後はもう何も難しいことはなく、ひたすら高みを目指すだけでしょう。
2つの大きな岩に両側を挟まれた地点で細尾根は終了し、それからは疎林帯の広い斜面の登りになります。帰りにここを滑ると楽しめそう。
森林限界を超えたところで小休止。振り返ると妙高連峰や黒姫山がよく見えました。
山頂の真東の尾根上を登ります。これもトレースどおり。
山頂直下はかなりの急斜面で、スキーに体重を乗せると表層の新雪が流れます。数日前の降雨でできた下の氷化層との結合がちょっと弱いようです。これは雪崩要注意。
11:10 – 11:50 横前倉山
頑張ってプラトーに登り切ると、あとは緩やかに登って横前倉山の山頂に到着です。登りに約 7 時間かかりましたが、ちょっとペースが遅めですね。無風の快晴なので、景色を眺めてしばらくのんびり。
先行トレースの人と思われるシュプールは登路どおりでしたが、細い沢筋を挟んで北寄りにある広い斜面の方がもっと快適そうだったので、そちらを滑ることにしました。若干の底突きはありますが、素晴らしいパウダーです!休みなく一気に北東斜面を堪能させてもらいました。
しかし、あっけないものですなあ・・・あまりに一気すぎてロクに自分のシュプールを撮る暇さえもありませんでした。一瞬の快楽。
その後も疎林帯を気持ちよく滑降します。1月末に投入した新兵器4FRNT CRJ はなかなか楽しい板だと今回気付きました。フレックスが柔らかいせいでしょうか、パウダーをピョンピョン跳ねる感覚がとても気持ちいいのです。
細尾根の途中で富山県から来たというテレマークのパーティと遭遇しました。もう今日はここまでにして帰るそうです。
尾根から南俣沢に下るところでちょっとルートミスして、岩が露出した崖を下るハメに。
南俣沢の橋からは 100m ほどの登り返し。登る途中で振り返り北東斜面を望遠で撮ると、自分のシュプールが見えました。
14:00 来馬の除雪終了地点
林道をショートカットして滑降しました。天気が良かったこともあり、最後の方は標高も低いので腐れ雪でした。
パウダーを堪能して、充実した一日でした。
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