記録
- 日付
- 2011年8月17日(水)
- 天気
- 晴れ
- ルート
- 羅臼温泉キャンプ場 130m 9:36 ~ 里見台 370m 10:20 ~ 泊場 790m 12:20 ~ 屏風岩 1005m 12:59/13:09 ~ 岩清水分岐 1440m 14:12 ~ 羅臼岳 1660m 14:43 ~ 岩清水分岐 1440m 15:15 ~ 屏風岩 1005m 15:23 ~ 泊場 790m 16:55 ~ 里見台 370m 18:51 ~ 羅臼温泉キャンプ場 130m 19:21
雑記
前日の夜のうちに羅臼に到着しておいて、道の駅で車中泊。朝方車に叩きつける雨の激しさにウンザリして二度寝しました。
しかし8時頃にはすっかり青空に変わりました。
羅臼岳は行程が長く、しかも羅臼町側からではさらに長くなるので、本来は朝早く出発するべきルートです。こんなに遅い出発じゃあマズイなぁ…と迷った末、やっぱり行くことに決定。もうこの時点でヘッ電下山は覚悟ずみでした。
羅臼温泉キャンプ場に車を停めて出発。登山口のノートに入山届けを記入。どうやら今日の入山者は私一人だけのようです。
里見台まで登ってくると、羅臼の街の向こうに遠く国後島が見えました。
登山道の両側に生い茂る背の高い笹ヤブが、今朝までずっと降り続いた大雨のせいで濡れていて、体中びっしょり。斜里岳でズブ濡れになった靴もせっかく乾かしたのに、すぐにまたズブズブに濡れてしまいました。
「第一の壁」の急登後のトラバース道は長かった…。
沢に合流してやっと開放感のある風景になり、沢の横でひと休み。
泊場付近の湿地では靴が潜ってドロドロになりましたが、靴はズブ濡れだしもう開き直っています。
泊場を過ぎた後はしばらく樹林帯。途中で物音がしてビックリしましたが、エゾシカでした。
樹林帯から抜けると、右手に屏風岩がどどーんと現れました。迫力あります。
これより上はガスがかかっているようです。モチベーションが下がってきましたが、頑張っていきますか。
羅臼平への道との分岐のすぐ上はま残雪があり、アイゼンが欲しいくらいに硬くて、ちょっと緊張。
雪渓の周囲はお花畑になっていました。
これはなんて花でしょう?スズランの仲間かな。
分岐からは山頂まで最後の登り。
分岐のすぐ上の岩清水ではチョロチョロ水が流れていました。
いよいよ山頂に到着。しかし残念ながらガスって視界ゼロ。風が冷たくて寒いし、もう時間が遅いので即下山とします。
標高を下げると再びガスから抜け出て、国後島の姿がよく見えるようになりました。
写真のちょうど中央に見えているのが爺爺岳のようです。近くてとても遠い国後島の山。登ってみたいなあ…。
下山中に見下ろすと判るのは、この山域の奥深さ、緑の深さ。そういえば世界遺産の核心地域なんですよね、このエリアって。
沢沿いに下る途中でトラブル発生、サブとして持っているコンパクトカメラをどこかで落としたことに気付きました。気付いてからそれらしい場所に戻って探してみても、結局見つからず。
この写真の場所で休憩している間に落としたとしか思えないんだけど…。ま、後悔してもしようがない。
いよいよ夕刻が迫ってきました。眼下には弧を描いた海岸線が遠く向こうまで延び、根室海峡は朱に染まっていました。
振り返ればすっかりガスが晴れた羅臼岳の姿が。あ~あ、タイミング悪かったなあ。
結局予想どおり、キャンプ場到着は19時を過ぎ、ヘッ電下山になっちゃいました。
さすがにこんなに遅い時間になると、日帰り入浴させてくれる宿もみつからず、夕食の買い出して昨夜と同じく道の駅へ。後から思えば、熊の湯に入っておけば良かったかな。
明日は富良野までの移動日。のんびりドライブを楽しむことにします。
追記: カメラが戻りました!
完全に諦めていたカメラでしたが、なんと、後日見つかったと羅臼町役場の方から連絡がありました。今カメラは私の手元に再び戻りました。山深い場所にもかかわらずカメラを見つけ、丁寧に送ってくださった羅臼町の方々のご親切に深く感謝しています。有難うございました。
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