GPS Log
(橙: 歩行、青: 滑走)
記録
日付 | 2013年5月3日(金) |
天気 | 晴れのちときどき曇り |
ルート |
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雑記
前夜にラジオで聞いた天気予報で、どうせ気温は低いことは判っていたので、ダラダラ朝の時間を過ごし、ものすご~くゆっくり出発することに。
小屋から外に出てみると、寒~い。もう太陽が高く上がっているのに、雪が緩む気配は全然なし。
ずっと居座っていてもしょうがないので、9時に双六冬期小屋を出発。初っ端からいきなり斜度のキツい登りなので、とてもシールは利きそうになく、アイゼンで行きます。
あ~ARV用にクトーを用意しておかなかったのは失敗だったなあ…。前半が低温だった今回の山行では、何度かそう思うハメになりました。
双六冬期小屋で一緒になった4人組は、双六カールを滑るつもりのようで、双六岳へと登っている様子。でも、こうも寒い双六カールはガリガリだろうなあ…。
双六岳を巻く夏道にほぼ沿って行きました。しかしまあ、中途半端にこんな時期に新雪が降ったせいで、モナカ雪になっていて、ズボズボ踏み抜いて歩きにくいこと。
モナカだったらシール歩行の方が効率的だろうと思うも、稜線に上がるとカチカチ。やっぱりアイゼンじゃなきゃダメだ~。なんかせっかくスキーを持って来ているのに、それを活用できないなんて、フラストレーション溜まりまくり。ぷんすか。
丸山から三俣蓮華岳の間の稜線は、ところどころアイゼンを突き刺すのに神経を尖らすほどの硬さ。これではとてもじゃないけどシール歩行なんて無理だわな。
三俣蓮華岳を過ぎると、あとは下る一方なので、スキー滑走に切り替えようか迷いました。
…が、やっぱり安全のためにアイゼンのまま下ることに。ホント、何しに来たんだかな~、滑りに来たはずなんだけど。ぷんすか。
黒部五郎小舎を見下ろす大斜面は、まずまず雪が緩んでいそうなので、幕営予定地まで滑走することに。クラストが引っ掛かって滑りにくい斜面でした。
当初は黒部五郎小舎の冬期小屋を使うことも考えましたが、翌日の五郎カール滑走の途中から長いトラバースになってしまい面白味も半減なので、やっぱりやめました。
黒部五郎小舎は素通りして少し下ると、やっと良い感じのザラメに。そのまま五郎沢の下部へ滑り、二俣の少し上の緩斜面を幕営地にしました。この場所なら翌日に五郎カールを滑った後、テント撤収してそのまま素直に五郎沢を下れます。
幕営地に選んだ場所はなかなか雰囲気が良く、日暮れまでウィスキーをちびちびやりながらノンビリ。また黒部源流に滑りに来る機会があれば、同じ場所に幕営するのも良いな。
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