GPS Log
(赤: シール歩行、青: スキー滑走)
記録
日付 | 2011年5月5日(木) |
天気 | 晴れ |
ルート |
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雑記
前夜に引き続き道の駅「いりひろせ」で車中泊。昨日よりちょっと早起きして登山口へ移動しました。
浅草山荘が登山口であることは、事前調査で知っていました。…が、なんとなく「どうせ、ムジナ沢を登るんだから、右岸から取り付いた方が短いんでは?」と思い、車を「ホテル大自然館」の駐車場に置いてアプローチすることに。後述のとおり、結果的にはこの判断は大間違いだったわけですが。
同じ駐車場には、すでにスキーヤー2人組の車が到着していて、入山の支度中でした。「おはようございます」と挨拶しても素っ気ない反応でした。つまんないの。
さて、私は出発。とりあえず道路を浅草山荘側に少し戻って、「新アイヨシザワナナコ橋」というやたらと長ったらしい名前の橋から路肩に取り付きました。まずは小さな沢筋を登り、夏道を横切ってからムジナ沢の右岸の台地を目指しました。
しかし、台地から沢筋に下ろうとすると…すでに雪が切れてヤブだらけになっていて、とても進めそうにありません。一方、対岸の左岸側(浅草山荘からのルートが通る)を見ると、北面なので雪が十分に残っていました。
どうしよう…いまさら戻る気もしないので、そのまま尾根沿いに登ることにしました。しかし656m標高点を少し超えた所でとうとう雪が切れてしまいました。…で、ムジナ沢を見下ろすと、ヤブ漕ぎして下れば沢まで下れることが判明。ここでクライムダウンしているときに、アクシデント発生。雪解け水が作った穴にスキーを1本落とすという大失敗をやらかしてシャベルで掘り出りだす始末となり、このせいで20分ほど無駄にしてしまいました。
スキーを無事回収し、気を取り直して再出発。軌道修正して順調にムジナ沢を遡上して行きました。
振り返ると守門岳が見えました。
標高1100mにある滝は左岸から巻きました。
二股の手前で右岸の斜面に登り上げ、尾根上で夏道に合流。夏道にはツボ足の踏み跡が多数ありました。
雪が消えた1485mピークは南側でトラバース。前岳はそのまま通過しました。
前岳から浅草岳までの稜線上も雪がバッチリ付いていて、シールのまま浅草岳山頂に到着。
さて、ちょっと逡巡しましたが、まだ時間に余裕はあるので、せっかくだから北東斜面を滑っておきますかな。
お~これはスキー向きの快適そうな一枚バーン。
ただ、この斜面って斜度が緩いんですよね。昨日に引き続きストップ雪なので、これではスピードも伸びそうもありません。ということで、まだそれなりに斜度がある上部の標高差100m程度を滑るにとどめておきました。
ま、100mなんてあっちゅー間です。
シールを貼って登り返し、浅草岳の山頂は素通りして、そのままシール歩行で前岳へ。
前岳に戻る途中で見えるのは、田子倉湖にずどーんと垂直に落ち込む爆裂火口。迫力ありますねえ。
前岳でシールを外して、さあ行きましょう。
往路とほぼ同じルートで戻りました。ムジナ沢へ下る斜面は、斜度よし広さよしで楽しめました。ムジナ沢まで下りてしまうと、後は斜度ダラダラで消化試合みたいもの。
早めに左岸に寄り添うようルートを選び、下山は浅草山荘を目指すことにしました。なかなか巧くルート取りできて、登り返しで漕ぐことも殆どなく左岸を順調に下ることができました。
大きな堰堤を過ぎると、ほどなく浅草山荘に到着。最初から、ここに車を停めて、ここから入山していれば無駄な苦労もなかったのにね…ま、それは今さら言ってもしょうがないか。
少し暑すぎるくらいの陽光を浴びながら、「ホテル大自然館」に置いた車まで歩いて戻りました。例の朝の二人組は山中で会うことはありませんでした。車が停まったままなので、まだ下山もしていないようです。どこのルートへ行ったんだろう、もしかして浅草岳じゃないとか…?
昨日と同様に温泉は神湯温泉倶楽部。この後に新穂高へのロングドライブが控えていて時間に余裕もないので、手早く汗を流しました。
数日間遊ばせてもらった魚沼の山々にさようなら。いつかまた。
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