重力に抗って遊んだ2020年
年初からの世間の大騒ぎのせいで、おそらく人生の中で忘れ得ぬ一年となるであろう2020年。もやは生存報告にすらもなるか怪しい程度の更新頻度しかない本サイトですが、年内に一本くらい書いておこうかと思いたったので、本年の締め括りにひとつ書いておきますか。
1月に訪れた北海道の層雲峡。銀河の滝、錦糸の滝でアイスクライミングを楽しみました。層雲峡はコロナの影響ですでにインバウンドの観光客を減らしていましたが、その後まさか日本全国でもこんな世相になるとは、まだその時点では想像もしませんでした。
3月末からはとうとう勤務先もテレワーク強制に。緊急事態宣言も発出され、遠出して山に入るどころか近所の岩場にいくことさえ容認されない状況になり、しばらくは近所を散歩するくらいしか出来なかった日々。
巣ごもりが開けて、ようやく人工壁や岩場に行けるようになってみると、久しぶりにクライミングシューズを履いた足が痛かったことは忘れられません。
結局、今年は大きな山に入る気にもなれず、アプローチの短いショートルートの岩場でばかり遊んでいました。これほどにフリーやボルダーで遊んだ年はこれまでになかったな。
山らしい山は、秋に行った錫杖の岩場くらいでした。
フリーばかりだったおかげか、自分には夢だと思っていた5.11台をなんとかコンスタントに登れるようになったことに、自分が一番驚いていたりします。
そんなこんなで過ごした2020年の終わり、師走になって思いがけず5.12aの課題をRPできてしまいました。もっともその課題は、お買い得というのが専らの噂の、甲府幕岩の「ナイトミュージック」ではありますがw
だがしかし、そんなふうに気を良くしたその日に、さっそく5.11bがRPできず終いで来年への宿題となったので、まだまだ12クライマーへの道は遠い…。
たぶん来年もフリークライミング主体になるかなあ。がんばってみます。
来年が今年よりも少しは良い年になればいいなあ。皆様も良いお年を!
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