GPS Log
(橙: 歩行、青: 滑走)
記録
日付 | 2012年5月19日(土) |
天気 | 快晴 |
ルート |
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雑記
わずかに切れている所もありますが、前情報どおり五合目からバッチリ雪がありますね。山頂から五合目までダイレクトに落ちているこの沢は、日沢と呼ばれるようです。
最初はブーツのまま歩いていましたが、しばらくしてアイゼンを装着。
雲ひとつない快晴の空、海まで見通せました。そのうちにメチャクチャ暑くなってきました。所々で真っ白く見えるのは、昨日降った新雪のようです。また新雪かよ…もうストップスノーで苦労したくないんだけどなあ。
今回は夏道どおりに登るのではなく、少し西側の斜面をずっと登りました。九合五勺で夏道と合流。
しかしまあ、今日は長蛇の列ですねえ。まず間違いなく入山者は100人を超えていたはず。
鳥居をくぐって山頂に到着。小屋が雪に埋もれてほとんど見えないなんて初めての経験かも。いかに積雪が多いかが判ります。
そのまま剣ヶ峰を目指します。
もうすでに数人が剣ヶ峰からお釜に滑り込んだようです。所々に青氷が見えているけど、大丈夫かね…。かなり硬くて、厳しめのコンディションっぽいなあ…。
剣ヶ峰には大人数が所狭しと押し寄せていました。中には有名な富士山フリークの方の姿も。
では、剣ヶ峰からお釜へ、今日の1本目。
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ひえ~滑り出しから固くてキツいコンディションでした。しかもお釜の中ではバカやっちゃいました。よりによって日当たりの悪い北向きカリカリ斜面に入り込んでしまい、余計に苦労するハメに…。
そこのところをガイドさんはよく心得ているようで、ちゃんとクライアントを南向きの柔らかめ斜面に導いていました。さすがはプロだと感心。
たちまち大勢がお釜に滑り込んで来て、まるでゲレンデのようにギタギタになってしまいました。こんなにも大勢がお釜に滑り込むなんて初めて見ることかも。ちょっと信じられない光景。
お釜から登り返して再びお鉢の上へ。 さて、今日のハイライトは南面滑走です。夏道沿いのありふれたルートを滑るのではつまらない…ということで、今回我々は剣ヶ峰寄りの斜面を偵察を兼ねて滑ることにしました。
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馬の背の基部からまずは主杖流しへドロップ。上部はちょっと硬い部分もありましたが、すぐに緩んでザラメを楽しめるようになりました。さすがは南面。
主杖流しをそのまま滑ると、とんでもない所に落ちてしまい、駐車場まで戻るのが苦行になってしまいます。それを考慮して、徐々にトラバースして東側の斜面に移りながら滑ることにします。もちろん、斜面の偵察も怠らず。
そのうち広い斜面にやって来ました。見上げると一枚バーンが広がっています。「こりゃあすげえ!」と、我々も思わず声に出して感心しまうくらい。「この斜面を最初から滑りたかったなあ…」と後から思えば思うほどつくづく残念。
富士山砂防事務所によると、この広い沢は表大沢ということになるようです。
雪がなくなるギリギリまで表大沢の滑走を堪能。中間部から下は板がよく走るザラメでした。ときどきシュカブラっぽいデコボコに足を取られたりもしましたが。
滑走終了地点から見上げると、改めてこの表大沢の広さがよく判りますね。う~む、開放感があって素晴らしい。
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登りルートである日沢に戻るには、雪が切れたリッジを途中で横切る必要があるので、板を外して歩きました。
最後はまた板を履き、五合目駐車場に滑り込んで終了。
今回は久し振りにSugar Daddyを使用。この板、パウダー用のつもりで導入したのに、パウダーでは突き刺さって全然楽しくなかったり、品のない乗り味が好きになれなかったりで、長らく戦線離脱していました。
でも、富士山のような大斜面でロングターンする場合には、張りの強さと183cmの長さがアドバンテージとなり安定してカッ飛ばせるので悪くない感じ。幅広なのでシャバ雪にも強いし。ということで、今後Sugar Daddyには富士山スペシャル板として働いてもらおうかな。もはや石をガリガリ踏んでも惜しい板じゃないしねw
今日は富士宮口で今までにないくらいの長い滑走距離を楽しめたし、南面の様子も偵察できたし…と、いろいろ収穫がありました。
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